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韓勝憲

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韓勝憲
各種表記
ハングル 한승헌
漢字 韓勝憲
発音: ハン・スンホン
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韓 勝憲(ハン・スンホン、1934年9月29日 - 2022年4月20日)は、大韓民国の法律家。雅号は山民。

人物[編集]

全羅北道出身。1957年全北大学校政治学科卒業。同年高等考試朝鮮語版司法科に合格し、軍法務官に任命された。1960年にソウル地方検察庁検事となり、1965年に弁護士を開業。1972年アムネスティ・インターナショナル韓国委員会理事、1973年民主回復国民会議中央委員、1974年自由実践文人協議会会員、韓国キリスト教教会協議会人権委員などを歴任し、民主化運動軍事独裁政権に逮捕・拘留された人々の弁護に尽力したが、1975年の『ある弔辞』筆禍事件で、翌年から1983年まで弁護士資格を剥奪された。1980年の金大中内乱陰謀事件で拘束されたが、1987年には民主憲法争取国民運動本部常任共同代表を務めた。また1967年から1998年まで韓国記者協会法律顧問。

民主化後の1993年には、金大中拉致事件の真相糾明のための市民の会共同代表に就任し、金大中政権発足後、監査院の院長、盧武鉉政権では司法制度改革推進委員会委員長を務めた。また韓国著作権研究所所長を務めた。

著書に『虚像と真実』(1985年)、『韓国の政治裁判』(1997年)、『分断代の法廷』(2006年)、『韓勝憲弁護士弁論事件実録』(2006)などがある。

脚注[編集]

参考文献[編集]