順礼物語
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『順礼物語』(じゅんれいものがたり)は寛永後期に三浦浄心が著した仮名草子、私撰和歌集。寛永中(推定1641年-1642年頃[1])刊本と、絵入り改題本『名所和歌物語』(めいしょわかものがたり)がある[2]。寛永版は3巻3冊、改題版は3巻6冊[3]。紀行文風であるが、『吾妻鏡』や、作中に「鴨長明海道路次記」として言及のある[4]『東関紀行』からの引用が多く[5]、掲載している和歌も出自を記した撰歌が多く、自作の和歌は少ない[6]。幕政批判もみえる[6]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 朝倉治彦(編)『仮名草子集成 第36巻 順礼物語』東京堂出版、2004年
- 朝倉治彦(編)『順礼物語』古典文庫、1970年
- 大澤学「三浦浄心の著作における慶長19年」『近世文芸研究と評論』第32号、1987年6月