順貴人 (乾隆帝)
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順貴人(じゅんきじん、乾隆12年11月25日(1750年1月3日) - 乾隆55年7月末(1790年9月9日))は、清の乾隆帝の側室。姓は鈕祜禄(ニ゙オフル)氏。満州鑲黄旗の出身。父は湖広総督、河道総督、雲貴総督、浙江巡撫、貴州巡撫などを歴任した高官の愛必達(アイビダ)。曽祖父は康熙帝時代の大臣エビルン、大伯叔母は康熙帝の后妃孝昭仁皇后と温僖貴妃。道光帝の皇后孝穆成皇后は従姪。また、同じく乾隆帝の妃嬪である誠嬪もエビルンの玄孫であり、遠縁にあたる。
生涯
[編集]乾隆31年(1766年)、后妃選定面接試験「選秀女」を受けて合格し、常貴人に封じられる。
乾隆33年(1768年)、順嬪に晋封される。
乾隆41年(1776年)、順妃に晋封される。『清宮医案研究』によると、このころ、順妃は妊娠していたが、流産したとされる。また、乾隆42年(1777年)、乾隆帝の母である皇太后(順妃と同じ鈕祜禄氏の出身)が崩御した影響で、順妃への冊封の儀式は執り行われなかった。
乾隆53年(1788年)、乾隆帝は順妃を順嬪に降格するように内務府に命ずる。同年、順嬪は更に順貴人に降格される。しかしながら、一連の降格の原因は不明である。
乾隆55年7月末(1790年9月9日、順貴人は病没し、清東陵の妃園寝に陪葬された。
登場作品
[編集]- テレビドラマ
- 瓔珞〜紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃〜(2018年、中国、演:チャン・ジアニー)
伝記資料
[編集]- 『清史稿』
- 『清宮医案研究』