飛火野耀
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飛火野 耀(とびひの あきら、男性[1])は、日本の小説家。ライトノベル作家。
経歴・人物
[編集]1988年、日本ファルコムのアクションRPG『イース』のノベライズ『イース 失われた王国』でデビュー。1996年の『神様が降りてくる夏』を最後に沈黙した。覆面作家として知られる[2]。
デビュー作『イース』の略歴では、尊敬する人物として、トマス・ピンチョン、大島弓子、カール・テオドア・ドライヤーの名をあげており、趣味として、競馬場での瞑想とルネサンス音楽の鑑賞をあげている[1]。また、『イース』第2巻の略歴では、牡羊座であることを明かし、好きな物としてデューク・エリントンの音楽、ジャン・ルノワールの映画、エスプレッソのコーヒーを挙げ、嫌いなものとして、雷、歯科医、甲殻類を挙げている[3]。
オリジナル作品『UFOと猫とゲームの規則』では、物語の登場人物として、カフカの短編小説『家父の気がかり』にある奇妙な生物「オドラデク」が登場するなど、不条理小説・幻想小説の影響が窺える。
著作リスト
[編集]ノベライズ・リミックス作品
[編集]- イース 失われた王国(イラスト:藤原カムイ・杉浦守、角川文庫、1988年03月)
- 新装版(イラスト:藤原カムイ・杉浦守、角川スニーカー文庫、1992年03月)
- イース 2 異界からの挑戦(イラスト:藤原カムイ・杉浦守、角川スニーカー文庫、1992年03月)
- エメラルドドラゴン 上・下(イラスト:木村明広、電撃文庫、1994年09月、翌01月)
オリジナル作品
[編集]- もうひとつの夏へ 上・下(イラスト:岡崎武士、角川スニーカー文庫、1990年04,07月)
- UFOと猫とゲームの規則(イラスト:山口マオ、角川スニーカー文庫、1991年10月)
- 神様が降りてくる夏(メディアワークス、1996年7月)