飛鳥寛栗
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飛鳥 寛栗(あすか かんりつ、1915年[1]7月5日 - 2016年9月30日[2])は、浄土真宗の僧、仏教音楽研究家、元飛鳥山善興寺住職[2]。近代日本の仏教音楽を体系化した人物である[1]。
浄土真宗本願寺派善興寺(富山県[3]高岡市)に生まれる。父は、同寺第17代住職で、浄土真宗本願寺派の監正局長をつとめた飛鳥寛徹。1939年龍谷大学文学部仏教学科卒業[1]。学校法人清光学園清光女子高等学校(現高岡龍谷高校)初代常務理事、浄土真宗本願寺派教学伝道研究センター顧問[1][3]をはじめ、財団法人国際仏教文化協会顧問[1][3]や社会福祉法人中田保育園理事長[3]などを歴任。仏教音楽コレクション・A主宰[3](現在は相愛大学の図書館に寄贈)。東洋音楽学会会員[3]。善興寺第18代住職。2010年、仏教伝道文化賞功労賞ならびに龍谷大学龍谷賞を受賞した[4]。
著書
[編集]- 『ぜんこっさまのにょらいさま』般若一郎絵 清文堂書店 豆本・あすか 1989
- 『力じまんの黒すけ』般若一郎絵 清文堂書店 豆本・あすか 1989
- 『それは仏教唱歌から始まった 戦前仏教洋楽事情』樹心社 1999
- 『仏教音楽への招待』本願寺出版社 2008
- 『棟方志功・越中ものがたり』桂書房 2013
- 『越中僧・薩摩開教の記憶』桂書房2015
共編著
[編集]- 『善興寺史誌』編著 善興寺 1984
- 『うたのおくりもの仏教童謡名曲100選』編 法蔵館 2003
- 『日本仏教洋楽資料年表』編 法藏館 2008
- 天納伝中,岩田宗一,播磨照浩共編著『仏教音楽辞典』法蔵館、1995
注
[編集]- ^ a b c d e “校友から学ぶ 72号”. 龍谷大学 校友会. 2022年3月15日閲覧。
- ^ a b “飛鳥山善興寺 » 第18世住職 法音院釋寛栗法師 往生” (2016年10月7日). 2023年7月17日閲覧。
- ^ a b c d e f “飛鳥 寛栗 - 法藏館 おすすめ仏教書専門出版と書店(東本願寺前)-仏教の風410年”. pub.hozokan.co.jp. 2022年3月15日閲覧。
- ^ “龍谷人 | 飛鳥 寛栗さん”. www.ryukoku.ac.jp. 2022年3月15日閲覧。