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飛龍2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飛龍2
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 有村産業[1]
運用者 有村産業[1](1980-1995)
津川国際客貨航運(1995-2000)
Dong Chun Ferry(2000-2007)
大宇ロジスティクスコープ
建造所 三菱重工業下関造船所[1]
船級 JG(近海・国際)[1]
IMO番号 8000513
経歴
起工 1980年4月23日[1]
進水 1980年8月10日[1]
竣工 1980年12月15日[1]
就航 1980年
要目
トン数 3,010 t[1]
総トン数 5,809 t[1]
載貨重量 3,248 t[1]
全長 146.0 m[1]
垂線間長 135.0 m[1]
型幅 20.4 m[1]
型深さ 17.2 m[1]
満載喫水 6.0 m[1]
機関方式 ディーゼル[1]
主機関 三菱MAN12V40/54A 2基[1]
最大出力 15,000馬力[1]
最大速力 22.8ノット[1]
航海速力 21.5ノット[1]
航続距離 6,500海里[1]
旅客定員 798名(国内)
445名(国際)[1]
乗組員 35名[1]
積載能力 8tトラック123台または12mトレーラー57台またはコンテナ129TEU[1]
車両搭載数 乗用車143台[1]
テンプレートを表示

飛龍2(ひりゅう2)は、有村産業が運航していたフェリー。

概要

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1980年に三菱重工業下関造船所にて建造され横浜・大阪 - 沖縄 - 香港・マニラ間や那覇 - 宮古・石垣間の航路に就航[1]

1995年には中国・津川国際客貨航運にて「天仁2」、2000年には韓国・Dong Chun Ferryにて「Dong Chun」として運航。2006年には「Hae Do ji」に改称。2007年には大宇ロジスティクスコープにて「Sun Rise」として売却の後解体。

設計

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1974年建造の「飛龍」での経験を活かし更なる高性能・高経済性を追求し旅客設備は付属設備の削減や乗組員区画と臨時客室の兼用化、推進機は低燃費な中速ディーゼル機関や低回転台直径プロペラの採用による推進効率向上等を施した[1]

船内

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船橋甲板[1]
  • 貴賓室
  • 特別室
  • 特等サロン
  • 臨時旅客室
C甲板[1]
  • 特等室
  • 一等室(洋室・和室)
  • 二等洋室(二段ベッド)
  • 二等和室
  • ホール・二等和室
  • エントランス
  • 案内所・売店
  • 自動販売機コーナー
  • レストラン
  • グリル・スナックバー

この他、船尾甲板にダイビングプールも設けられていた[2]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 6000GT型新鋭旅客/カーフェリー"飛龍2" - 船の科学1981年3月号
  2. ^ 奄美・沖縄航路 黒潮の流れに泣き笑う島民の航路 - 桂博史「のんびりゆったり長距離フェリー」(新潮社 1993年)