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飛龍3

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
飛龍3
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本[1]
所有者 田中産業[1]
運用者 有村産業[2](1986-1996)
Semo Marine Company(1997-1999)
Dong Yang Express Ferry(1999-2013)
Trimitra Samudra(2013-2015)
建造所 福岡造船[1]
航行区域 近海(国際)[3]
船級 JG[3]
IMO番号 8512358
経歴
起工 1985年10月18日[1]
進水 1986年1月11日[1]
竣工 1986年4月13日[1]
就航 1986年
要目
総トン数 4,994トン(国内)[1]
11,066トン(国際)[2]
純トン数 3,319トン[3]
載貨重量 4,088トン[1]
全長 120.6 m[1]
垂線間長 110.0 m[1]
型幅 22.0 m[1]
型深さ 14.95 m[1]
満載喫水 6.25 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 神発-三菱8UEC-45LA 1基[1]
最大出力 9,600馬力[1]
定格出力 8,640馬力[1]
最大速力 20.4ノット[1]
航海速力 18.0ノット[1]
航続距離 6,500海里[1]
旅客定員 370名[1]
乗組員 30名[1]
積載能力 コンテナ246台またはトレーラー61台[1]
車両搭載数 乗用車120台[2]
テンプレートを表示

飛龍3(ひりゅう3)は、有村産業が運航していたフェリー[2]

概要

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1985年に福岡造船で建造され[1]、那覇 - 宮古 - 石垣 - 基隆・高雄間などに就航[2]。合理化と積載能力向上と旅客設備の快適化を目指し、省エネ形エンジンの搭載による燃費の節減などを行った[4]

1997年に韓国Semo Marine Companyに売却され「Semo Express Ferry 2」、1999年にはDong Yang Express Ferry「Cozy Island」として運航。

2013年に「Wihan Sejahtera」としてインドネシアTrimitra Samudraに売却されスラバヤ発着の航路で運航されていたが、2015年11月にラモン湾にて沈没した[5]

船内

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輸送力向上を図るべく車両甲板のクリアランスを高くし20ftコンテナの二段積みを可能とし、また旅客設備はパブリックスペースの改善を図った[4]

2階[2](船橋甲板)[3]
  • ロイヤルルーム(3名×2室) - セミダブルベッド、ソファベッド[3]
  • 特等室(10名×2室) - 二段ベッド、ソファベッド、畳敷き和室[3]
  • 1等室(14名×8室) - 二段ベッド、ソファベッド[3]
  • サロン
  • レストラン(72席)
  • グリルバー(15席)
  • 免税売店
1階[2](Cデッキ)[3]
  • 2等室(24名×2室・23名×8室) - 絨毯敷き和室[3]
  • エントランス
  • 案内所・売店
  • シャワー室
  • ホール(2等室定員130名)

この他ダイビングプールも設置されていた[2]

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 新造船写真集 カーフェリー 飛龍3 田中産業株式会社 - 船の科学1986年7月号
  2. ^ a b c d e f g h 客船紹介編定期船 有村産業株式会社 飛龍3 - マリンブルー・ファンタジー客船新時代の船旅(日本外航客船協会1991年)
  3. ^ a b c d e f g h i 五,〇〇〇トン形/国際フェリー飛龍3の概要 有村産業 - 内航近海海運1986年6月号(内航ジャーナル)
  4. ^ a b 去年から3隻目 4月にフェリーボート飛龍3を建造した有村産業 - 内航近海海運1986年6月号(内航ジャーナル)
  5. ^ Passenger ferry KM Wihan Sejahtera sank in Lamong Bay - Maritime connector