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食の棚フーケット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
右のビルに看板が見える

食の棚フーケット(しょくのたなフーケット)は、兵庫県神戸市長田区に存在した商業施設

概要

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1916年に長田区で創業した「丸は市場」を起源とする[1]

1966年より3階建てのビルで営業していたものの、阪神・淡路大震災で倒壊して全焼する[1]

1995年6月には仮設店舗で復興元気村「パラール」となる[2]

アスタくにづかができると、「パラール」はいち早く入居する。だが周囲にスーパーマーケットができ、経営は厳しくなる。このため2002年に旧「丸は市場」の有志6人で、専門店を集めて1箇所のレジで購入できる形式の「食の棚フーケット」を開店させる。1箇所で買える便利さと、市場の専門家の目利きとコミュニケーション能力高齢者層の固定客を獲得していく[3]。店名はフードバスケットを合わせたことから[1]

「食の棚フーケット」は5、6年かけて軌道に乗せ、2015年ごろには売り上げがピークとなる。だが周辺にライフイオンモールの進出が相次ぎ、特に家族層の顧客が多い日曜日の売り上げが減少する。2022年5月に隣のビルロピアが進出して売り上げが急激した[1]

店舗の取得費や設備費や開業資金の返済が終わらないことと、共益費固定費光熱費の負担が大きく将来が見通せないことから、2023年5月30日閉店[1]

脚注

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