飢饉の碑
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飢饉の碑(ききんのひ、英語: Famine Stela)は、エジプトのアスワン近くのナイル川のセヘル島にあるエジプトの象形文字で書かれた石碑で、エジプト第3王朝ファラオのジェセル治世中の7年に渡る干ばつと飢饉が書かれている。この石碑は紀元前332年から31年まで統治したプトレマイオス朝の時代に刻まれたと考えられている。
特徴
[編集]「飢饉の碑」は表面が長方形にカットされた天然の花崗岩に刻まれている。碑文は象形文字で書かれており、テキストは42列になっている。石碑の上部には、クヌム、サテト、アヌケトのエジプト三座の神々が描かれている。神々の前でジェセル王は彼らに向かい、差し出された手に供物を運んでいる。石碑を作った時にすでに、そこにあった広い裂け目が岩の真ん中を通り抜けている。石碑のいくつかの部分が損傷しており、テキストのいくつかの箇所が読めなくなっている。[1]
脚注
[編集]- ^ “Famine Stela: A piece of Pharaonic diary”. Egypt Today. (2018年)