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飯野晃子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いいの あきこ

飯野 晃子
生誕 須永 晃子
(1979-10-20) 1979年10月20日(45歳)
日本の旗 日本栃木県足利市
国籍 日本の旗 日本
教育 修士(農学)
出身校 津田塾大学学芸学部英語英文学科卒業
東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻修士課程修了
職業 株式会社プレマ社長
活動拠点 東京都群馬県前橋市
子供 2
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株式会社プレマ
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
371-0212
群馬県前橋市粕川町下東田面303番地4
設立 2015
業種 水産・農林業
事業内容 小松菜の栽培・小松菜加工品の販売
代表者 代表取締役社長 飯野晃子
資本金 1000万円
従業員数 35
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飯野 晃子(いいの あきこ、1979年10月20日 - )は、日本の農学修士。株式会社プレマ社長。

経歴

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1979年10月20日、栃木県足利市に生まれる[1]

1996年、晃子の父、株式会社プレマの前身となる農業生産法人設立[2]。事業家だった父は、地球環境に良い事業をしたいと、化学合成された農薬・肥料を使わない農業を始める。いろいろな野菜を試すが、小松菜がよく出来たことからそれを周年栽培することにする[3]

1998年栃木県立足利女子高等学校卒業[4]2002年3月、津田塾大学学芸学部英語英文学科卒業。同年4月、東京大学大学院農学生命科学研究科農学国際専攻修士課程入学[5]

学生時代に一人暮らしをはじめたことがきっかけで、日々の食事による健康管理の重要性に気づき、食に興味を持つ[3]。「オーガニック一筋」を公言して憚らない飯野のルーツである[6]

大学院の研究のためインドを訪ねる。そこで「さまざまな作物を栽培しながら牛や鶏を飼い、自家製肥料まで作っている」農家に会い、「アジアの小規模な農家でも有機農業は可能」と確信する[7]。インドの有機農業について研究し、2004年3月、修士課程修了。

2004年、株式会社ナチュラルハウスに入社。栄養補助食品に関するセクションに配属され、オーガニック原料や伝統製法にこだわったナチュラルでヘルシーな健康食品を開発。マーケティング、プロモーション、社員トレーニングなどの経験を積む[8]

2006年、脱サラ。各国の食文化と健康食理論を研究、「ヒーリングフード」として体系化[3]。「心と体を癒す食事・ヒーリングフード」をコンセプトに、健康と美容に導く食事の研究に従事。その知識・技術の普及のため、国内外で講演やセミナー・イベントを開催。執筆や教育ソフト作成などを行なう[8]

2010年頃、父の設立した農業生産法人に役員として関与[9]

2013年6月、一般社団法人日本ヒーリングフード協会を設立[5]2014年6月、仕事上の名前を須永晃子(旧姓)から飯野晃子に変更。

2015年6月、有限会社プレマ取締役社長[8]。社名はヒンディー語で「博愛」を意味する[7]2015年9月、株式会社プレマに組織変更。同社長。11ヘクタールの農場で小松菜を栽培[1]。土壌のためには輪作したほうが良いのでホウレンソウパクチートウモロコシも栽培する[10]

2019年現在、夫の仕事の都合で週の半分を前橋で、半分を東京で暮らす[2][7]

人物

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趣味はジャズコーヒー茶道[2]

二児の母[1]

出典

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  1. ^ a b c 「インドの農村で見た真の有機農業」『me bu ku』第1号、mebuku.city、2021年7月19日、12頁。 
  2. ^ a b c 『未来のヒント「働く女性を輝かせる12名のRole model」』前橋市産業経済部産業政策課、2019年、22-23頁。 
  3. ^ a b c 「有機とヒーリングフードで環境を考える」『上州の台所』第46号、特定非営利活動法人群馬県スローフード協会、2020年5月22日。 
  4. ^ 飯野 晃子”. www.facebook.com. 2022年2月10日閲覧。
  5. ^ a b 飯野晃子”. 120lives.tsuda.ac.jp. Tsuda University (2020年5月7日). 2021年8月22日閲覧。
  6. ^ 関泰彦「“オーガニック„の伝道師として 粕川から世界を展望する」『ぐんま経済新聞』群馬経済新聞社、前橋市日吉町、2018年3月8日。
  7. ^ a b c 塚本直樹「有機農業、夢は世界モデル」『日本経済新聞』2018年12月13日。
  8. ^ a b c 飯野(須永)晃子のプロフィール”. organic-aco.com. 2021年8月22日閲覧。
  9. ^ 自然と人とのハートが協調して作る美味しい有機小松菜を世界へ!”. nougyoujoshi.maff.go.jp. 農林水産省. 2021年8月22日閲覧。
  10. ^ 渡辺紀子「有機栽培の小松菜 小松菜栽培を通して食と農の理想形を探る」『料理通信』第140号、料理通信社、2018年、102-103頁。 

外部リンク

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