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首都高パトロール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
首都高パトロール株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
105-0004
東京都港区新橋6-16-12
京阪神御成門ビル6F[1]
設立 1989年5月22日[1]
業種 サービス業
法人番号 1010401076224 ウィキデータを編集
代表者 今泉 伸一郎(代表取締役社長)[1]
資本金 5,000万円[1]
従業員数 465名(2017年4月1日現在)[1]
主要子会社 首都高カー・サポート株式会社[1]
外部リンク www.shutopato.co.jp
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首都高パトロール株式会社は、首都高速道路株式会社の委託を受け、首都高速道路全線において道路維持管理のためのパトロールを行う企業。

業務内容

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主な業務内容は、安全な道路交通を確保するための、落下物回収、故障車対応、事故発生時の交通規制および復旧支援などである[2]

黄色に塗色されたランドクルーザー31台を用いて24時間365日のパトロールを行っている[2][3]。ランドクルーザーには、車線規制情報や落下物情報を伝える大型LED表示板を搭載、緊急時には赤色灯を点け緊急走行できる。ランドクルーザーでは速達性に欠ける山手トンネルでは、日本で民間の持つ緊急車両としては唯一の二輪車(バイク隊)が活動する。その他、レッカー車なども保有する。

なお、首都高速道路をパトロールする車両のうち、ランドクルーザーでも首都高速道路株式会社が直接用いるもの(コールサイン6XX - 8XX)、首都高ETCメンテナンス株式会社などの設備維持管理目的で用いるものは、当社とは関係がない。

取締業務として、車両制限令を超える重量の過積載取締も行っている[2]。特殊車両通行許可(特車)による通行の多い出入口や本線料金所などで行い、違反車は首都高の通行を停止させ、強制流出させる[2]。その他、ルーレット族取締などは警察の高速隊と連携し行っており、警察と取締基地を共用する場合もある(大黒PA内取締基地など)。

基地局

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パトロールは、首都高速道路株式会社の「東京西局」「東京東局」「神奈川局」の分局制にならい、3局態勢での実施を基本とする。交通流監視カメラにより首都高全線を監視する交通管制室から、無線指示を受け、パトロールカーが現場に急行する。

  • 東京西局 - 東京都の西側を管轄する。交通管制室は平河、パトロール基地は、麻布、羽田、大橋に所在する[1]。また、バイク隊が活動する山手トンネルは西局管内である。レッカー車、積載車、エアーマット車が所属する。
  • 東京東局 - 東京都の東側と埼玉県及び千葉県を管轄する。交通管制室は箱崎。パトロール基地は、木場、加平、川口、志村に所在する[1]。レッカー車が所属する。
  • 神奈川局 - 神奈川県を管轄する。交通管制室は東神奈川。パトロール基地は、みなとみらい、新横浜に所在する。レッカー車が所属する。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 会社概要”. 首都高パトロール株式会社. 2020年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月9日閲覧。
  2. ^ a b c d 隊員の一日”. 首都高パトロール株式会社. 2020年6月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月9日閲覧。
  3. ^ 清水草一首都高速の謎扶桑社扶桑社新書〉、2011年3月2日、[要ページ番号]頁。ASIN 4594063675ISBN 978-4-594-06367-2NCID BB05445719OCLC 751997840全国書誌番号:21908681https://books.google.co.jp/books?id=M_IkDwAAQBAJ&pg=PT126 

外部リンク

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