香川哲三
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香川 哲三(かがわ てつぞう、1948年(昭和23年) - )は、愛媛県出身の歌人。広島県在住。父の香川末光、叔父の香川美人も歌人。
1968年(昭和43年)、歩道短歌会[注 1]に入会し [1]、佐藤佐太郎[注 2]に師事。『島韻』『赤雲』『淡き光』『残冬アイスランド』『連鎖』『冬立つ頃』の六冊の歌集がある [2]。日常詠を中心としつつ、都市詠、国内外への旅行詠、社会詠のほか勤務、農業、農村風景を素材にした作品など多様である。佐藤佐太郎の純粋短歌論に基づく現実直視の詠風を特徴とし、瑞々しい詩情がある。佐藤佐太郎短歌の研究を長年にわたって続けている [3]ほか、短歌とは何かといった、原論的な歌論を基礎に置いた執筆を続けている [4]。
経歴
[編集]- 1948年(昭和23年) 愛媛県今治市(大三島)に生まれる。
- 1968年(昭和43年) 「歩道短歌会」に入会し佐藤佐太郎に師事。
- 1973年(昭和48年) 東京農業大学大学院修士課程修了[1]
- 2002年(平成14年) 第一歌集『島韻』(短歌新聞社)発行。
- 2008年(平成20年) 第二歌集『赤雲』(角川書店)発行。
- 2015年(平成27年) 第三歌集『淡き光』(現代短歌社)発行。
- 2016年(平成28年) 『佐藤佐太郎全歌集各句索引』(現代短歌社)編。
- 2017年(平成29年) 『佐藤佐太郎 純粋短歌の世界』(現代短歌社)発行、第4回佐藤佐太郎短歌賞を受賞。
- 2019年(令和元年) 『現代写生短歌考 作歌とクオリア』(アマゾン〔電子書籍〕)発行。
- 2020年(令和2年) 第四歌集『残冬アイスランド』(アマゾン〔電子書籍〕)発行。
- 2021年(令和3年) 第五歌集『連鎖』(アマゾン〔電子書籍〕)発行。
- 2022年(令和4年) 第六歌集『冬立つ頃』(アマゾン〔電子書籍〕)発行。
参考文献
[編集]歌集
[編集]- 第一歌集『島韻』 2002年(平成14年) 短歌新聞社
- 第二歌集『赤雲』 2008年(平成20年) 角川書店
- 第三歌集『淡き光』 2015年(平成27年) 現代短歌社
- 第四歌集『残冬アイスランド』 2020年(令和2年) アマゾン〔電子書籍〕
- 第五歌集『連鎖』 2021年(令和3年) アマゾン〔電子書籍〕
- 第六歌集『冬立つ頃』 2022年(令和4年) アマゾン〔電子書籍〕
歌書
[編集]- 『佐藤佐太郎 純粋短歌の世界』 2017年(平成29年) 現代短歌社
- 『現代写生短歌考 作歌とクオリア』 2019年(令和元年) アマゾン〔電子書籍〕
編集
[編集]- 『佐藤佐太郎全歌集各句索引』 2016年(平成28年) 現代短歌社
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]外部リンク
[編集]