馬場禮子
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(馬場礼子から転送)
馬場 禮子(ばば れいこ、1934年 - 2023年9月8日[1])は、日本の心理学者、臨床心理士。
略歴
[編集]1965年慶應義塾大学大学院社会学研究科心理学専攻修了、「境界例とその周辺領域 ロールシャッハ・テストによる精神力学的研究」で医学博士の学位を取得。旧東京都立大学人文学部教授、1997年定年退官、放送大学教授、東亜大学教授、山梨英和大学人間文化研究科臨床心理学教授。
小此木啓吾に師事。文学、芸術についても論じた。
著書
[編集]- 『心の断面図 芸術家の深層意識』青土社 1979
- 『こころの管制 退行のダイナミズム』朝日出版社 1981
- 『言葉の深層へ』思潮社 1988 ラ・メールブックス
- 『ロールシャッハ法と精神分析 継起分析入門』岩崎学術出版社 1995
- 『心理療法と心理検査』日本評論社 1997
- 『入門読本・臨床心理士への道』朝日新聞社 1999
- 『精神分析的心理療法の実践 クライエントに出会う前に』岩崎学術出版社 1999
- 『精神分析的人格理論の基礎 心理療法を始める前に』岩崎学術出版社 2008
共編著
[編集]- 『精神力動論 ロールシャッハ解釈と自我心理学の統合』小此木啓吾共著 医学書院 1972
- 『境界例 ロールシャッハテストと精神療法』編著 岩崎学術出版社 1983
- 『ライフサイクルの臨床心理学』永井撤共編 培風館 1997
- 『病院の心理臨床』山中康裕と責任編集 金子書房 1998 心理臨床の実際
- 『臨床心理学概説』編著 放送大学 1999
- 『臨床心理学大系 第19巻 人格障害の心理療法』福島章,水島恵一共編 金子書房 2000
- 『保育に生かす心理臨床』青木紀久代共編 ミネルヴァ書房 2002 保育・看護・福祉プリマーズ
翻訳
[編集]- エルンスト・クリス『芸術の精神分析的研究』岩崎学術出版社 1976 現代精神分析双書
- B.ランディス『自我境界』小出れい子共訳 岩崎学術出版社 1981 現代精神分析双書
- A.バートン『フロイト、ユンク、ロジァーズ』監訳 岩崎学術出版社 1985
- キム・チャーニン『ハングリー・セルフ 食べるのが怖いあなたに』小野寺敦子共訳 協同出版 1989
- D.N.スターン『親-乳幼児心理療法 母性のコンステレーション』青木紀久代共訳 岩崎学術出版社 2000
- P.&R.L.タイソン『精神分析的発達論の統合1』監訳 青木紀久代,内田良一,黒田浩司,鈴木淑元,西河正行,村部妙美訳
岩崎学術出版社 2005
- ジェームズ・H.クレーガー『思考活動の障害とロールシャッハ法 理論・研究・鑑別診断の実際』監訳 吉村聡,小嶋嘉子ほか訳 創元社 2010
脚注
[編集]- ^ k_wakashimaのツイート(1701096716882288906) - 若島孔文のX、2023年9月11日
参考
[編集]- 思考活動の障害とロールシャッハ法―理論・研究・鑑別診断の実際 - 紀伊國屋書店BookWeb
- 馬場礼子教授略歴・著書・論文等 (馬場礼子教授記念論文集) 人文学報 1997-03