馬尾症候群
表示
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2021年9月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
馬尾症候群 | |
---|---|
馬尾は脊髄の終わりから始まる | |
概要 | |
診療科 | 脳神経外科学、整形外科学 |
症状 | 腰痛、脚に広がる痛み、肛門周りのしびれ、排便または膀胱の制御喪失[1] |
発症時期 | 急速または徐々に[1] |
原因 | 椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、がん、重体、硬膜外膿瘍、急性硬膜外血腫[1][2] |
診断法 | 医用画像処理 (MRI, CTスキャン)[1][3] |
治療 | 手術 (椎弓切除)[1] |
予後 | 20% risk of poor outcome |
頻度 | 1年で50万人に1人 |
分類および外部参照情報 |
馬尾症候群(ばびしょうこうぐん、英:Cauda equina syndrome、CES )は、馬尾と呼ばれる脊髄の下端にある神経の束が損傷したときに発生する状態である[2]。徴候と症状は、腰痛、下肢に沿って下っていく痛み、肛門の周りの痺れ、腸または膀胱の制御喪失などである[1]。発症は突発的な場合と段階的な場合がある[1]。
一般的な原因は、背中の下部の椎間板ヘルニアである[1]。その他の原因には、腰部脊柱管狭窄症、癌、外傷、硬膜外膿瘍、硬膜外血腫などがあげられる[1][2]。診断は、疑われる症状に基づき、MRIやCTスキャンなどの医用画像によって確認される[1][3] 。
CESは通常、外科的な椎弓切除術により治療される[1]。手術治療したにもにかかわらず、永続的な膀胱の異常、性機能障害、痺れを発生する可能性がある[1][3]。治療したにもかかわらず、患者の約20%は転機不良である[1]。毎年70,000人に1人が罹患している[1]。CESが最初に説明されたのは1934年である[4]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n “Cauda equina syndrome: a review of the current clinical and medico-legal position”. European Spine Journal 20 (5): 690–7. (May 2011). doi:10.1007/s00586-010-1668-3. PMC 3082683. PMID 21193933 .
- ^ a b c “Cauda equina syndrome” (英語). Genetic and Rare Diseases Information Center (GARD) (2015年). 9 November 2017閲覧。
- ^ a b c “Cauda Equina Syndrome-OrthoInfo - AAOS”. orthoinfo.aaos.org (March 2014). 9 November 2017閲覧。
- ^ “Timing of surgical intervention in cauda equina syndrome: a systematic critical review”. World Neurosurgery 81 (3-4): 640–50. (2014). doi:10.1016/j.wneu.2013.11.007. PMID 24240024.