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馬立誠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

馬立誠1946年 - )は、中国四川省成都市出身のジャーナリスト。『中国青年報』評論部副主任、『人民日報』論説委員、『鳳凰衛視』評論員を歴任し、現在は北京市を拠点に言論活動を続けている。

主張

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2002年12月、中国季刊誌『戦略と管理』に「対日関係の新思考」と題する論文を発表。日中間の歴史問題について「中国は戦勝国として寛容であれ」と説き、過去の戦争への謝罪問題も「既に解決済み」と主張した[1]。従来の中国政府の対日姿勢と異なることから、一連の主張が「対日新思考」として注目を集めた[1]。馬立誠の主張は、中国国内からは学術論文に値するものではないとか、売国奴などと罵倒されている[2]

著書

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  • 馬立誠、凌志軍『交鋒―改革・開放をめぐる党内闘争の内幕』中央公論新社、1999年9月1日。ISBN 4120029298 
  • 馬立誠『「反日」からの脱却』中央公論新社、2003年10月1日。ISBN 4120034542 
  • 馬立誠『謝罪を越えて―新しい中日関係に向けて』文藝春秋文春文庫〉、2006年2月1日。ISBN 4167651580 
  • 馬立誠『反日 - 中国は民族主義を越えられるか』中央公論新社中公文庫〉、2011年5月21日。ISBN 4122054826 
  • 馬立誠『中国を動かす八つの思潮―その論争とダイナミズム』科学出版社東京、2013年11月1日。ISBN 4907051050 
  • 馬立誠『憎しみに未来はない――中日関係新思考』岩波書店、2014年1月29日。ISBN 400025944X 
  • 馬立誠『Hatred Has No Future: New Thinking on Relations with Japan』出版文化産業振興財団、2020年12月15日。ISBN 4866581239 

脚注

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  1. ^ a b “対日新思考”. 西日本新聞. (2003年9月28日). オリジナルの2022年4月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220404155525/https://www.nishinippon.co.jp/wordbox/5224/ 
  2. ^ 笠原祥士郎『日本と中国の歴史教育について--近現代史を中心として』北陸大学〈北陸大学紀要 = Bulletin of Hokuriku University (27)〉、2003年12月31日、11頁。doi:10.15066/00000068