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駄犬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

駄犬(だけん)は、日本小説家

来歴

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千葉県出身[1]。大学生の頃は2クールのアニメを連続で見るなど、漫画・アニメに関心があり、またカードゲームの「マジック・ザ・ギャザリング」も趣味としていた[1]。その後、パソコンやアニメなどに関わる書籍編集者になり、ライトノベル関連の業務にも携わった[1]

結婚や子どもの誕生を契機として転職し、その後も会社員を続ける[1]。「小説家になろう」投稿の15年ほど前に小説を書いてライトノベルの公募に応募するも一次選考で落選している[1]。その後、子供の受験が終わり余暇が増えたたため、小説を書き始めた[1]

『モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件』を「小説家になろう」に投稿するも、ほとんど読まれなかった[1]。ただ、サイトのレビューで「力のある作家」という評価がついたことで、次の作品を書くことに決め、『誰が勇者を殺したか』を投稿している[1]

2023年11月に刊行された『誰が勇者を殺したか』(KADOKAWA)で、「このライトノベルがすごい! 2025」の新作部門第1位、文庫部門の第2位に選ばれた[2]。同作は、「ライトノベル新作“歴代売上第1位”」も達成している[3]。2023年現在は愛知県在住[1]

人物

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ライトノベルはあまり読まず、一般文芸、特に浅田次郎東野圭吾[1]、そして、三浦しおんや米澤穂信の影響を受けている[4]

他に影響を受けた作品として、漫画では『ファイブスター物語』、『カメレオン』、『エリートヤンキー三郎』、ゲームでは『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』や『ファイアーエムブレム』、映画では『ユージュアルサスペクツ』、『フルメタル・ジャケット』の影響を挙げている[1]

様々なジャンルの作品を書き、作風の幅は広い[5]。編集者への対応は迅速である[5]

著作

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出典

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  1. ^ a b c d e f g h i j k 駄犬(インタビュアー:ラノベニュースオンライン編集長・鈴木)「独占インタビュー「ラノベの素」 駄犬先生『モンスターの肉を食っていたら王位に就いた件』&『誰が勇者を殺したか』」『ラノベニュースオンライン』、株式会社Days、2024年1月19日https://ln-news.com/articles/1186402024年7月4日閲覧 
  2. ^ <誰が勇者を殺したか>「このライトノベルがすごい!2025」新作1位に 文庫部門2位(MANTANWEB)”. Yahoo!ニュース. 2024年12月8日閲覧。
  3. ^ 『誰が勇者を殺したか』ライトノベル新作“歴代売上第1位”を達成!”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2023年12月1日). 2024年12月9日閲覧。
  4. ^ 『このライトノベルがすごい!』編集部「"駄犬インタビュー"」『このライトノベルがすごい!2025』宝島社、2024年12月10日、58 -63頁。ISBN 978-4-299-06183-6 
  5. ^ a b スニーカー文庫担当編集; GCノベルズ&GCN文庫担当編集; PASH!ブックス&文庫&コミック担当編集; オーバーラップ担当編集(インタビュアー:ラノベニュースオンライン編集長・鈴木)「【特集】驚異の新人作家・駄犬先生の担当編集スペシャル座談会 駄犬先生の魅力語り&WEB小説書籍化の流れについて聞いた!」『ラノベニュースオンライン』、株式会社Days、2024年1月20日https://ln-news.com/articles/1186532024年7月4日閲覧