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駒口克己

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

駒口 克己(こまぐち かつみ、1951年3月5日 - )は、日本実業家京セラドキュメントソリューションズ代表取締役社長京セラ専務取締役東洋ゴム工業取締役会長を務めた。

経歴

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三重県多気郡出身[1]三重県立伊勢高等学校出身[2]

1974年、千葉工業大学工学部を卒業し、重電機メーカーに入社[3]

京セラ

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1986年3月、京セラ入社。1999年3月、京セラのプリンタ事業部長となる。経営破綻した三田工業の再建に尽力し[4]、2001年6月には三田工業から社名変更した京セラミタ取締役兼技術本部長に就任、京セラのプリンタ事業部との統合をおこなった。

2002年6月には京セラミタ常務取締役[5]、2005年7月には取締役 兼 執行役員専務[6]、2006年4月には代表取締役副社長 兼 執行役員副社長[7]、2007年4月には代表取締役社長に就任する[8]

2012年4月には社名を京セラミタから京セラドキュメントソリューションズに変更し、初代の代表取締役社長となる。

またこの間、2008年4月には京セラの執行役員、2009年6月には取締役 兼 執行役員常務、2013年4月には専務取締役 兼 執行役員専務を歴任する。

2015年4月、京セラドキュメントソリューションズの社長を退任し、代表取締役副会長となる。またあわせて京セラの取締役へ就任。

2015年6月、京セラの取締役を退任、同年9月、京セラドキュメントソリューションズの代表取締役副会長を退任する。

東洋ゴム工業

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2015年10月、東洋ゴム工業の顧問に就任[1]。免震ゴム性能偽装問題を受け、ガバナンス改革の旗振り役として招かれた。同年11月、取締役会長に就任[9][10]。2016年1月には代表取締役会長に就任[11]

2016年5月27日、体調不良のため辞任した[12][13]。2月から体調を崩していたと公表されているが、5月中旬まで出社しており、就任からわずか半年という短期間の辞任については、タイヤ事業出身の役員と摩擦なども指摘されている[4][14]

人物

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大阪三重県人会顧問も務めた[15]

脚注

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  1. ^ a b 臨時株主総会の開催および次期経営体制について”. www.toyotires.co.jp (2015年9月29日). 2024年3月17日閲覧。
  2. ^ 第10代三重大学長ブログ 「アメーバ経営」の考え方を参考にしよう~三重大・三重ティーエルオー「新春産学官連携講演・交流会」にて~ - ある元地方大学長のつぼやき”. www.mie-u.ac.jp. 2024年3月16日閲覧。
  3. ^ 〔2011年の経営者〕京セラミタ(エコノミスト)|G-Search ミッケ!”. 気になる記事だけダウンロード!ビジネス情報ならG-Search ミッケ!. 2024年3月16日閲覧。
  4. ^ a b 投資家は東洋ゴムの惨状に愛想をつかした”. 東洋経済オンライン (2016年6月9日). 2024年3月31日閲覧。
  5. ^ 京セラミタ・2002.04.26 役員人事について” (2002年4月26日). 2002年6月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2002年6月8日閲覧。
  6. ^ 京セラミタ | ニュースリリース 役員の異動について” (2005年5月24日). 2009年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年8月20日閲覧。
  7. ^ 京セラミタ | ニュースリリース 役員人事について” (2006年3月30日). 2010年5月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年5月17日閲覧。
  8. ^ 京セラミタ | ニュースリリース 役員人事について” (2007年3月26日). 2009年8月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年8月20日閲覧。
  9. ^ 臨時株主総会の開催および次期経営体制について”. www.toyotires.co.jp (2015年9月29日). 2024年3月17日閲覧。
  10. ^ 東洋ゴム工業次期経営体制を発表会長に、社外から駒口克己氏を招聘社長には、清水隆史常務執行役員 月刊タイヤ2015年11月号
  11. ^ 東洋ゴム、駒口会長に代表権 経営への関与高める”. 日本経済新聞 (2015年12月11日). 2024年3月16日閲覧。
  12. ^ 東洋ゴム会長、半年で辞任 京セラ出身の駒口氏”. 日本経済新聞 (2016年5月27日). 2024年3月16日閲覧。
  13. ^ 「東洋ゴム、経営再建を託された駒口会長が一身上の都合で退任」 レスポンス2016年5月27日(金)
  14. ^ 編集部. “不祥事連発のあの一流企業、改革失敗で制御不能状態に…巨額損失&株価暴落の連鎖突入”. ビジネスジャーナル/Business Journal | ビジネスの本音に迫る. 2024年3月31日閲覧。
  15. ^ 大阪三重県人会 顧問・役員名簿(敬称略) 大阪三重県人会
先代
関浩二
京セラドキュメントソリューションズ(旧京セラミタ)社長
2007年 - 2015年
次代
九鬼隆
先代
信木明
東洋ゴム工業会長
2015年
次代
山田保裕