高城神社
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高城神社 | |
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鳥居と拝殿 | |
所在地 | 埼玉県熊谷市宮町2-93 |
位置 | 北緯36度8分44秒 東経139度23分13.1秒 / 北緯36.14556度 東経139.386972度座標: 北緯36度8分44秒 東経139度23分13.1秒 / 北緯36.14556度 東経139.386972度 |
主祭神 | 高皇産霊神 |
社格等 | 式内社、旧県社[1] |
創建 | 平安時代初期 |
本殿の様式 | 流造銅板葺[1] |
例祭 | 10月2日 |
地図 |
高城神社(たかぎじんじゃ)は、埼玉県熊谷市宮町にある神社。延喜式神名帳に記載されている式内社であり、旧社格は県社。熊谷郷の総鎮守とされていた[2]。「日本一長いおみくじ」で知られる。
祭神
[編集]- 高皇産霊尊(たかみむすびのみこと)
- 高皇産霊尊は別名高木神(たかぎのかみ)と呼ばれ、生成力を神格化した神であるため万物をつくり出す神とされており、「えんむすび」「安産」の神として崇敬されている[3]。
歴史
[編集]『延喜式神名帳』に「大里郡一座 高城神社」と記載される古来からの神社。鎮座地とその周辺は荒川の扇状地内にあり、ここの湧水は諸病に効があるという記述が1670年(寛文10年)の『高城神社縁起』にあり、この湧水に対する信仰基盤は、古代から存在していたと思われる[3]。鎌倉時代初期、熊谷直実が崇敬していたが、1590年(天正18年)の豊臣秀吉の小田原征伐の際に焼失[4]。忍城の城主阿部忠秋・阿部正能親子によって、1671年(寛文11年)に社殿が再建された[3]。
胎内くぐり
[編集]年中行事・祭事
[編集]- 1月1日 初詣:小枝につけたお宝が授与され、年越しの深夜から朝方までに多くの人がお参りしている。
- 1月15日 成人式
- 2月3日 節分会
- 2月11日 建国祭
- 4月10日 春季中祭
- 6月30日 大祓:胎内くぐりの項を参照
- 10月2日 例祭
- 11月15日 七五三
- 12月8日 感謝祭・酉の市:高城神社での酉の市は1906年(明治39年)に始まったとされ[5]、一般的に八日市(ようかまち)とも呼ばれている[5]。酉の日に市が立ち、正月を迎える諸道具をあがなう歳の市である。いつしか縁起物の熊手や神棚を求める人が多くなり、様々な道具類や駄菓子等を売る屋台も設けられて賑わっている。埼玉県で行われる酉の市は、12月2日の秩父から始まり、川越(3日)、深谷(5日)、行田(6日)、熊谷(8日)と続いてそれぞれに日程が決まっている。高城神社の場合は酉の日というわけではなく、8日に行われるため「ようかまち」とも呼ばれる[5]。
- 12月31日 大祓
現地情報
[編集]- 所在地
- 交通アクセス
脚注
[編集]- ^ a b 大里郡神社誌複製 1984, p. 1.
- ^ a b 熊谷の歴史を彩る 2011, p. 139.
- ^ a b c 埼玉の神社 1992, pp. 66–71.
- ^ 郷土資料事典11 1997, pp. 174–175.
- ^ a b c “熊谷・高城神社で酉の市「八日市」”. 熊谷経済新聞. 株式会社うぇぶ屋 (2017年12月8日). 2018年11月26日閲覧。
- ^ 熊谷の歴史を彩る 2011, p. 138.
参考文献
[編集]- 埼玉県神職会大里郡支会/編 編『大里郡神社誌』埼玉県神職会大里郡支会、1930年。NDLJP:1031342。
- 埼玉県神職会大里郡支会/編 編『大里郡神社誌』国書刊行会、1984年。
- 埼玉県神社庁神社調査団/編 編『埼玉の神社:大里・北葛飾・比企』埼玉県神社庁、1992年。
- 『郷土資料事典:ふるさとの文化遺産 11(埼玉県)』人文社、1997年。
- 熊谷市立熊谷図書館美術、郷土係/編 編『熊谷の歴史を彩る 史跡・文化財・人物』熊谷市立熊谷図書館、2011年3月。