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高埜利彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

高埜 利彦(たかの としひこ、 1947年6月30日 - )は、日本歴史学者東京都出身[1]学習院大学名誉教授[1]。専門は日本近世史。

経歴

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東京大学文学部卒業。1974年東京大学史料編纂所助手、1981年学習院大学文学部史学科に着任。同大学文学部史学科長や文学部長を歴任し、2010年より同大学附属総合図書館の館長に就任。2015年『近世の朝廷と宗教』で角川源義賞受賞。2018年4月学習院大学名誉教授。2004年に設立された日本アーカイブズ学会の初代会長を務めた[2]

研究テーマは近世の幕府と朝廷の関係、相撲史、神社と神職。

著書

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単著

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  • 『近世日本の国家権力と宗教』(東京大学出版会、1989年/法蔵館文庫、2025年1月)
  • 『元禄・享保の時代 日本の歴史 13』(集英社、1992年)
  • 『江戸幕府と朝廷』(日本史リブレット 山川出版社、2001年)
  • 『近世の朝廷と宗教』(吉川弘文館、2014年)
  • 『天下泰平の時代 シリーズ 日本近世史3』(岩波新書、2015年)
  • 『江戸時代の神社』(日本史リブレット 山川出版社、2019年)
  • 『相撲 日本の伝統文化4』(山川出版社、2022年)

編著

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  • 『中近世の宗教と国家』今谷明との共編著(岩田書院、1998年) 
  • 『詳説日本史研究』五味文彦鳥海靖共編 山川出版社 1998
  • 『民間に生きる宗教者』(吉川弘文館、2000年)
  • 『元禄の社会と文化』(日本の時代史)(吉川弘文館、2003年)
  • 『新体系日本史1 国家史』(山川出版社、2006年)佐藤信五味文彦宮地正人との共編著
  • 『朝廷をとりまく人びと』(身分的周縁と近世社会)(吉川弘文館、2007年)
  • 『近世の宗教と社会』吉川弘文館 2008年
  • 『年中行事大辞典』加藤友康,長沢利明,山田邦明共編 吉川弘文館 2009年
  • 『新大系日本史12 宗教社会史』安田次郎共編 吉川弘文館、2012年
  • 『シリーズ日本人と宗教』島薗進, 林淳, 若尾政希共編、春秋社、2014-15年
    • 1 将軍と天皇
    • 2 神・儒・仏の時代
    • 3 生と死
    • 4 勧進・参詣・祝祭 
    • 5 書物・メディアと社会
    • 6 他者と境界
  • 『近世史研究とアーカイブズ学』青史出版、2018年
  • 『近世史講義 女性の力を問いなおす』ちくま新書、2019年

脚注

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  1. ^ a b 第34回野口賞 【郷土研究部門】甲州史料調査会 富士山御師の実像調査”. 山梨日日新聞 (2010年7月1日). 2013年3月16日閲覧。
  2. ^ 2004~2005年度役員”. 日本アーカイブズ学会. 2022年12月7日閲覧。