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高松商業対仙台育英延長17回

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

高松商業対仙台育英延長17回(たかまつしょうぎょうたいせんだいいくえいえんちょう17かい)とは、1978年8月8日阪神甲子園球場で行われた第60回全国高等学校野球選手権大会の大会2日目・1回戦第1試合の高松商仙台育英との試合をさす。

※投票 甲子園ベストゲーム(SPORTS BULL)香川県 2位 高松商業対仙台育英戦 延長17回サヨナラ[1]

この試合は高松商・河地良一、仙台育英・大久保美智男(元・広島東洋カープ)の両先発投手によるすばらしい投手戦となり、両校0対0のまま試合は延長戦へ入る。迎えた延長17回裏仙台育英の攻撃、先頭打者の5番星が内野安打で出塁し、続く相馬がセーフティーバントを決め無死1・2塁、その後犠打敬遠で1死満塁。この好機に打席に立った9番嶋田に対し、1ストライクの後河地が投じた206球目は打者の頭に命中。かくて息詰まる投手戦は、サヨナラ押し出し死球によって終わった。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 R
高松商 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
仙台育英 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1x 1
  1. [審判](球)鈴木 (塁)郷司・木嶋・石川

出場選手

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高松商
打順守備選手
1[三]杉田善一(3年)
2[右]堤達郎(2年)
3[中]中山秀敏(3年)
4[左]牟礼里義(3年)
5[投]河地良一(3年)
6[捕]堀雅一(3年)
7[二]工晋(3年)
8[一]村川丈太郎(3年)
9[遊]寺尾嘉洋(3年)
仙台育英
打順守備選手
1[中]佐藤達(2年)
2[右]坂上秀志(3年)
3[三]鈴木敏夫(3年)
4[投]大久保美智男 (3年)
5[捕]星伸一(3年)
6[遊]相馬晃(3年)
7[二]倉方浩明(3年)
8[左]榊原和広(3年)
9[一]稲妻博司(3年)
打一嶋田健(2年)

エピソード

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  • この試合で先発した仙台育英・大久保は、公式戦通算39イニングス連続無失点の記録を樹立。次の2回戦で当時の埼玉代表・所沢商に1失点を記録し、40イニング連続無失点達成はならなかった。

脚注

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  1. ^ Company, The Asahi Shimbun. “甲子園ベストゲーム47 1915-2018:高校野球サイト:バーチャル高校野球 | スポーツブル (スポブル)”. バーチャル高校野球. 2024年10月25日閲覧。

参考資料

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  • 香川県立高松高等学校野球史(1982年11月24日発行)
  • 洋泉社MOOK 甲子園 激闘!「最終回」伝説 p88(2010年6月28日発行)ISBN 978-4-86248-578-6