高林秀雄
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高林 秀雄(たかばやし ひでお、1927年(昭和2年)7月11日 - 1997年(平成9年)1月26日)は、日本の法学者(国際法)。九州大学名誉教授。法学博士(京都大学・論文博士・1966年)。石川県金沢市出身。
略歴
[編集]- 1951年(昭和26年) 京都大学法学部卒業、京都大学大学院入学。
- 1955年(昭和30年) 近畿大学法学部専任講師。その後、近畿大学法学部助教授、龍谷大学法学部教授。
- 1966年(昭和41年) 京都大学より法学博士の学位を受く(学位論文「領海制度の歴史的研究」)。
- 1980年(昭和55年) 九州大学法学部教授
- 1991年(平成3年)九州大学停年退官。九州大学名誉教授。京都学園大学教授。
著書
[編集]単著
[編集]- 『領海制度の研究』(有信堂、1968年)
- 『海洋開発の国際法』(有信堂高文社、1977年)
- 『領海制度の研究〔第2版〕』(有信堂高文社、1979年)
- 『アメリカの深海底開発法――海底鉱物資源に対する政策』(九州大学出版会、1981年)
- 『領海制度の研究〔第3版〕――海洋法の歴史』(有信堂高文社、1987年)
- 『国連海洋法条約の成果と課題』(東信堂、1996年)
編著
[編集]- 『海洋開発に関する条約、法令及び関連資料集』(フジ・インターナショナル、1972年)
共編著
[編集]- (田畑茂二郎)『国際条約・資料集』(有信堂、1960年/改訂版、1972年)
論文
[編集]- 「領海の幅に関する国際合意」『法政研究』第49巻第1-3号(1983年)
- 「排他的経済水域における漁業紛争の処理(一)」『法政研究』第51巻第2号(1985年)
- 「排他的経済水域における漁業紛争の処理(二)」『法政研究』第51巻第3-4号(1985年)
- 「排他的経済水域における漁業紛争の処理(三・完)」『法政研究』第52巻第1号(1985年)
- 「EECと国連海洋法条約――条約への参加問題」『法政研究』第56巻第3-4号(1990年)
- 「国際海洋法裁判所――その構成と手続(一)」『京都学園法学』第7号(1992年)
- 「国際海洋法裁判所――その構成と手続(二・完)」『京都学園法学』第9号(1992年)
- 「ストラドリング魚種の保存と管理――一九九五年国連公海漁業実施協定」『京都学園法学』第18・19号(1996年)
- 「海洋法条約深海底条項実施協定」『京都学園法学』第20号(1996年)
脚注
[編集]
外部リンク
[編集]- 畑 穣教授 高林 秀雄教授 近藤 昭三教授 還暦祝賀論文集『法政研究』第54巻第2-4号(1988年)
- 「高林秀雄先生を偲ぶ」『京都学園法学』第23号(1997年)