高橋啓一
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高橋 啓一(たけはし けいいち、1957年 - )は、日本の古生物学者。滋賀県立琵琶湖博物館名誉館長。学位は、歯学博士・博士(理学)。
人物
[編集]1957年福岡県生まれ。日本大学文理学部応用地学科卒業。
京都大学理学部研修員、日本歯科大学新潟歯学部助手、講師、滋賀県教育委員会事務局文化部文化振興課を経て、1996年4月より滋賀県立琵琶湖博物館勤務[1]。展示科長、企画調整課長、研究部長、事業部長、副館長を経て2017年3月に退職。その後も審議員(副館長)として在職し、2019年4月より館長に就任[2]。 2024年4月より名誉館長。その他、名古屋大学博物館研究協力員、中国雲南大学客員教授、国際湖沼環境委員会理事、正倉院宝物調査委員など歴任。
著書
[編集]- 亀井節夫編著(1991)日本の長鼻類化石.築地書館,東京,256p(III章編集責任,分担執筆)
- 高橋啓一監修(1996)化石の写真図鑑.日本ヴォーグ社,東京,319p.
- 地学団体研究会編集(1996)地学事典.平凡社,東京,1443p(分担執筆)
- 化石研究会編(2000)化石の研究法.共立出版,東京,338p(第I部編集責任,分担執筆)
- 川那部浩哉編著(2000)「企画展示をつくる」in 岩波ジュニア新書「博物館を楽しむ」.岩波書店,東京,129-135(分担執筆)
- 琵琶湖百科編集委員会編(2001)「化石が語る東アジアの中の琵琶湖」in 「知ってますか この湖をびわ湖を語る50章」,サンライズ出版,彦根,25-30(分担執筆)
- 村山 皓編(2001)「10 博物館の中長期計画の意義 -琵琶湖博物館は中長期的にどのような方向を目指すべきか―」in 施策としての博物館の実践的評価-琵琶湖博物館の経済的・文化的・社会的効果の
研究,雄山閣,147-152(分担執筆)
- 琵琶湖流域研究会編(2003)「アケボノゾウ」「日野川流域にみられる蒲生累層の古環境」 in 「琵琶湖流域を読む」.サンライズ出版,彦根,上:179-181,下:22-26(分担執筆)
- 高橋啓一(2005)マンモスが地球を歩いていたとき.新樹社.46p. (訳+書下ろし)
- 高橋啓一(2008)化石は語る-ゾウ化石でたどる日本の動物相-.八坂書房,220p.
- 高橋啓一(2011)ナウマンゾウは津軽海峡を泳いで渡ったか.化石研究会編,「化石から生命の謎を解く-恐竜化石から分子まで-」.朝日選書,朝日新聞出版,東京,134-149.
- 高橋啓一(2011)「琵琶湖のまわりのゾウ化石は語る」「地球のリズムがおりなす動物の移り変わり」「島化がうみ出す固有な動物たち」.滋賀県立琵琶湖博物館編:生命の湖琵琶湖をさぐる.文一総合出版,東京,8-10,11-12,12-13.
- 高橋啓一(2016)「ゾウがいた,ワニもいた琵琶湖のほとり」琵琶湖博物館ブックレット①.サンライズ出版,彦根,109p.
- 高橋啓一 (2022) 天然記念物になったゾウ.In: 春成秀爾(編),何が歴史を動かしたのか 第1巻 自然史と旧石器・縄文考古学,雄山閣,東京,307p(p). 21-32.
論文
[編集]- 国立研究開発法人科学技術振興機構「researchmap」[1]」 を参照
参考文献
[編集]脚注
[編集]- ^ 滋賀県立琵琶湖博物館. “滋賀県立琵琶湖博物館 | 世界有数の「古代湖」である琵琶湖をテーマとする総合博物館です。”. 滋賀県立琵琶湖博物館. 2023年5月11日閲覧。
- ^ “新館長の就任について”. 滋賀県立琵琶湖博物館 (2019年4月16日). 2021年6月28日閲覧。
外部リンク
[編集]- 『高橋 啓一』びわ博(びわはく)リサーチアーカイブズ、2023年 。2023年5月11日閲覧。