高橋大介
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高橋 大介(たかはし だいすけ)は、日本の計算機科学者。筑波大学計算科学研究センター教授[1]。専門は高性能計算。
経歴
[編集]1993年、豊橋技術科学大学工学部情報工学課程卒業。1995年、同大学大学院工学研究科情報工学専攻修士課程修了。1999年、博士(理学)(東京大学)。東京大学、埼玉大学助手を経て、2001年に筑波大学に着任[2]。
研究
[編集]円周率の近似値の桁数に関する記録で知られる[3]。円周率の計算に関する業績は、2019年3月14日に新記録を樹立した元指導学生の岩尾エマはるかに影響を与えた[4]。
2011年には、京を用いてナノワイヤの量子状態をシミュレーションする筑波大学の研究チームに携わり、Association for Computing Machineryよりゴードン・ベル賞を受賞した[5]。
また、高速フーリエ変換の研究でも知られ[6][7][8]、HPCチャレンジベンチマークの開発者の一人でもある[9]。
参考文献
[編集]- ^ "Daisuke Takahashi's Home Page". 筑波大学計算科学研究センター. 2024年4月1日閲覧。
- ^ "Daisuke Takahashi". IEEE Xplore (英語). 2024年4月1日閲覧。
- ^ "円周率計算で世界一…筑波大がギネス申請". 読売新聞. 2009年8月17日. 2009年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。
- ^ Neagle, Mia (14 March 2019). "A recipe for beating the record of most-calculated digits of pi". The Keyword (英語). Google. 2024年4月1日閲覧。
- ^ "京速コンピュータ「京」による成果がゴードン・ベル賞を受賞". 理化学研究所. 2011年11月18日. 2024年4月1日閲覧。
- ^ "FFTE: A Fast Fourier Transform Package" (英語). 2024年4月1日閲覧。
- ^ Aseeri, Samar (11 June 2018). "State-of-the-Art FFT: Algorithms, Implementations, and Applications". SIAM News (英語). 2024年4月1日閲覧。
- ^ Aseeri, Samar (15 April 2019). "Next Generation FFT Algorithms in Theory and Practice: Parallel Implementations, Sparse FFTs, and Applications". SIAM News (英語). 2024年4月1日閲覧。
- ^ "People". HPC Challenge (英語). Innovative Computing Laboratory. 2024年4月1日閲覧。