高橋隆雄
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高橋 隆雄(たかはし たかお、1948年11月13日[1] - 2020年6月16日[2])は、日本の哲学者・倫理学者。熊本大学名誉教授。
略歴
[編集]1948年、神奈川県に生まれる[3]。東京大学工学部船舶工学科卒業[3]。東京大学大学院博士課程単位取得退学(哲学専攻)[3]。1981年、熊本大学大学院社会文化科学研究科に着任、その後教授として、応用倫理学の開拓に従事した。ヴィトゲンシュタイン研究、日本思想研究、生命倫理学研究、環境倫理学研究、調査倫理学研究、ケアの倫理研究、工学倫理研究、災害倫理研究などを手がけた[2]。第6回日本医学哲学・倫理学会学会賞を受賞[4]。
2014年3月、熊本大学を定年退職[2]。2014年4月、熊本大学博士課程教育リーディングプログラム客員教授(- 2018年3月)[2]。
著書
[編集]- 『生命という価値』(高橋隆雄・粂和彦編著)2009年 九州大学出版会
- 『脳神経倫理学』(J.イレス編 高橋隆雄・粂和彦監訳 田口周平・加藤佐和・片岡宜子訳) 2009年 篠原出版新社
- 『生命・環境・ケア』(高橋隆雄) 2008年 九州大学出版会 (日本医学哲学倫理学会賞)(紹介ビデオ http://www.iiv.ne.jp/booklounge/index.html)
- 『自己決定論のゆくえ』(高橋隆雄・八幡英幸編著)2008年九州大学出版会
- 『工学倫理:応用倫理学の接点』(高橋隆雄・小原祐三・広川明編著)2007年 理工図書 (九州工学教育協会出版賞)
- 『日本の生命倫理:回顧と展望』(高橋隆雄・浅井篤編著)九州大学出版会
- Taking Life and Death Seriously: Bioethics from Japan. (T.Takahashi ed.). Advances in Bioethics vol.8. Elsevier. 2005
- 『生命・情報・機械』(高橋隆雄編著)九州大学出版会 2005年
- 『生命と環境の共鳴』(高橋隆雄編著)九州大学出版会 2004年
- 『「よき死の作法」をめぐって』(高橋隆雄、田口宏昭編著)熊日出版 2004年
- 『よき死の作法』(高橋隆雄、田口宏昭編著)九州大学出版会 2003年
- 『ヒトの生命と人間の尊厳』(高橋隆雄編著)九州大学出版会 2002年
- 『ケア論の射程』(中山將、高橋隆雄編著)九州大学出版会 2001年
- 『自己決定の時代の倫理学』(高橋隆雄著)九州大学出版会 2001年
- 『遺伝子の時代の倫理』(高橋隆雄編著)九州大学出版会 1999年
脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.828。
- ^ a b c d 田中朋弘「高橋隆雄先生追悼号の刊行によせて」『先端倫理研究』第15巻、熊本大学、2021年3月、5-7頁。
- ^ a b c “「共災」の論理 | 著者紹介”. kup.or.jp. 九州大学出版会. 2024年11月28日閲覧。
- ^ “学会賞・奨励賞 | 日本医学哲学・倫理学会”. 2024年11月28日閲覧。