高浜トンネル
表示
高浜トンネル(たかはまトンネル)は、愛媛県道19号松山港線バイパスの一部である。
かつては鉄道トンネル(伊予鉄道高浜線梅津寺駅 - 高浜駅の高浜隧道で複線電化の際に開削)も存在したが、ここでは、現在の道路トンネルについて記す。鉄道トンネルについては、伊予鉄道高浜線を参照のこと。
概要
[編集]愛媛県道19号松山港線は、近年の交通量の増大と車両の大型化に伴い、慢性的な渋滞を引き起こしていた[1]。特に朝や夕方の通勤通学時には、松山観光港への到着時間が予測することができない事態や、交通事故の多発など、幹線道路としての機能が著しく損なわれている状況にあった[1]。その解消を目指して建設された松山市古三津 - 同市高浜町の間を走るバイパスの一部である。
当トンネルが開通したことで、
・松山観光港から一般国道437号交差点までの渋滞時の所要時間が約15分短縮(開通前:約22分 → 開通後:約7分)[2]
・松山市梅津寺における現道交通量が約3割減少[2]
・愛媛県道辰巳伊予和気停車場線との交差点の渋滞長が約670m減少(開通前:約820m → 開通後:約150m)[2]
といった効果がみられた。
松山市内を走る県道の中で、トンネルを有しているのは、当路線と愛媛県道18号松山空港線(弁天山トンネル・岩子山トンネル)の2路線のみであるが、全長が一番長いのは高浜トンネルである。(弁天山トンネル:896m、岩子山トンネル:348m[3])
路線データ
[編集]歴史
[編集]- 事業着手:1998年(平成10年)4月[1]
- 工事着手:2000年(平成12年)9月[1]
- 貫通:2002年(平成14年)6月[1]
- 完成:2003年(平成15年)9月[1]
- 供用:2004年(平成16年)1月[1]