高等学務局
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高等学務局(こうとうがくむきょく)は、戦前期の文部省の内部部局の一つ。
概要
[編集]1897年(明治30年)11月1日、専門学務局が高等学務局と実業学務局に分割され設置されたが[1]、翌年の1898年(明治31年)11月1日には専門学務局に再統合され[2]、わずか1年足らずで廃局となった。
局内には第一課・第二課が置かれ、大学・高校などの各種学校や天文台・気象台・学士会員・外国人に関する業務を管掌した[3]。
歴代局長
[編集]- 文部省高等学務局長
- (兼)菊池大麓:1897年10月9日 - 1897年11月12日
- (事務取扱)菊池大麓:1897年11月17日 - 1898年1月18日
- (兼)松井直吉:1898年1月18日 - 1898年8月24日
- (兼)高田早苗:1898年8月24日 - 1898年10月31日(専門学務局に再統合され廃局)
脚注
[編集]- ^ 教育史編纂会 1938, 969頁.
- ^ 教育史編纂会 1938, 989頁.
- ^ 秦 1981, 745頁.
参考文献
[編集]- 教育史編纂会 編『明治以降教育制度発達史 第4巻』竜吟社、1938年 。
- 秦郁彦『戦前期日本官僚制の制度・組織・人事』東京大学出版会、1981年。
- 秦郁彦 編『日本官僚制総合事典 : 1868-2000』東京大学出版会、2001年。ISBN 4130301217。