高階杞一
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高階 杞一(たかしな きいち、1951年9月20日 - )は、日本の詩人。大阪市生まれ、神戸市在住。大阪府立大学農学部園芸農学科卒業。本名、中井和成[1]。
略歴
[編集]大学在学中より詩作を始める。1976年3月、ガリ版刷りの詩誌「パンゲア」創刊(1979年6月、10号で終刊)。1979年12月、木野まり子と詩誌「青髭」創刊(1987年6月、19号で終刊。「青髭」自体はその後も木野まり子の個人誌として継続)。1984年5月、五月女素夫と詩誌「スフィンクス考」創刊(1989年4月、15号で終刊。3号より神尾和寿、鈴木東海子が参加)。1990年8月、神尾和寿と詩誌「ガーネット」を創刊(現在も継続中)。2008年10月、山田兼士、四元康祐、細見和之らとともに詩誌「びーぐる」創刊、編集同人(2023年4月 59号で終刊)。大阪文学学校講師(1994年~1998年)。大阪シナリオ学校講師(1993年~2005年)。大阪芸術大学非常勤講師(2004年~2022年度)。柳波賞審査委員(群馬県沼田市主催。1999年~)。丸山薫賞選考委員(愛知県豊橋市主催。2022年~)。
日本現代詩人会、日本文藝家協会、日本音楽著作権協会(JASRAC)会員。
受賞歴
[編集]- 1983年、戯曲「ムジナ」にて第1回キャビン戯曲賞入賞。
- 1990年、詩集『キリンの洗濯』にて第40回H氏賞受賞。
- 2000年、詩集『空への質問』にて第4回三越左千夫少年詩賞受賞。
- 2004年、高階の詩に曲を付けた混声合唱組曲「キリンの洗濯」(作曲:堀内貴晃)が第15回朝日作曲賞受賞。
- 2013年、詩集『いつか別れの日のために』にて第8回三好達治賞受賞。
- 2014年、詩集『千鶴さんの脚』にて第21回丸山薫賞受賞。
著書
[編集]詩集
[編集]- 漠 青髭社 1980.11
- さよなら 鳥影社 1983.8
- キリンの洗濯 あざみ書房 1989.3
- 星に唄おう 思潮社 1993.10
- 早く家(うち)へ帰りたい 偕成社 1995.11 夏葉社 2013.4(復刻版)
- 春'ing(はりんぐ) 思潮社 1997.6
- 夜にいっぱいやってくる 思潮社 1999.4
- 空への質問 大日本図書 1999.11
- ティッシュの鉄人 詩学社 2003.8
- 高階杞一詩集 砂子屋書房・現代詩人文庫 2004.9
- 桃の花 砂子屋書房 2005.9
- 雲の映る道 澪標 2008.9
- いつか別れの日のために 澪標 2012.5
- 千鶴さんの脚 澪標 2014.3
- 水の町 澪標 2015.5
- ハルキ文庫「高階杞一詩集」 角川春樹事務所 2015.8
- 夜とぼくとベンジャミン 澪標 2017.7
- 共詩 空から帽子が降ってくる(共著 松下育男)澪標 2019.5
- 詩画集 「星夜(せいや) 扉をあけて」(絵:浜野史)澪標 2021.4
- ひらがなの朝 澪標 2021.7
散文・エッセイ
[編集]編著
[編集]脚注
[編集]- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.455