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魔界八犬伝 SHADA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
魔界八犬伝から転送)
魔界八犬伝 SHADA
ジャンル アクションRPG
対応機種 PCエンジン (PCE)
開発元 データイースト
発売元 データイースト
ディレクター 巌光生
プログラマー T.OGAWA
T.SUZUKI
GUMON
K.KAMIMURA
音楽 酒井省吾
岩崎正明
三浦孝史
濱田誠一
鈴木雄司
高濱祐輔
美術 M.RAI
T.ITO
巌光生
人数 1人
メディア 2メガビットHuCARD[1]
発売日 日本 198904011989年4月1日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
その他 型式:DE89002
ASIN B0000ZPP28
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魔界八犬伝 SHADA』(まかいはっけんでん シャダ)は、1989年4月1日に日本のデータイーストから発売されたPCエンジンアクションロールプレイングゲーム

ゲームストーリーは小説『南総里見八犬伝』(1842年)をモチーフにしたものとなっており、八剣士の生まれ変わりである主人公の「しん」および他の八剣士の生まれ変わりの仲間を操作し、封印から解放された悪の化身「玉梓」を再び封印する事を目的としている。。ゲーム内容は暗闇迷路を探索したり、同じ宝箱を2度開けなければならないなど、全体的に難易度は高めとなっていた。バックアップ機能はなくパスワード制となっている。

開発はデータイーストが行い、ディレクターは後にファミリーコンピュータ用ソフト『ダークロード』(1991年)を手掛けた巌光生が担当、音楽は酒井省吾高濱祐輔の他にファミリーコンピュータ用ソフト『ヘラクレスの栄光II タイタンの滅亡』(1989年)を手掛けた岩崎正明、三浦孝史、濱田誠一、鈴木雄司が担当している。

2006年Windows用ソフトとしてi-revoにて配信された他、2007年にはWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信され、さらに2016年にはWindows用ソフトとしてプロジェクトEGGにて配信された。

ゲーム内容

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戦闘は日本ファルコムによる同ジャンルのゲームである『イースI』(1987年)のゲームシステムと同様、フィールド上に存在する敵と接触する事で行われる[2]。この時に半分キャラクターをずらして敵と接触する事でダメージを軽減できるシステムとなっている[2]

ストーリー

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里見の伏姫の心を受け継いだ八犬士は、世界を恐怖によって支配しようとしていた怨霊「玉梓」を宝玉「シャダ」の力によって封印する事に成功した[2]。それから時が過ち、何者かが「玉梓」を復活させようと封印を盗み出したため、八犬士の末裔である「しん」は8つの宝玉と仲間を捜し出すための旅へと出る事となった[2]

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考
1 魔界八犬伝 SHADA 日本 2006年
Windows データイースト アイレボ ダウンロード
(i-revo)
-
2 魔界八犬伝 SHADA 日本 2007年7月10日[3][4]
Wii データイースト ジー・モード ダウンロード - 2012年3月6日配信終了
3 魔界八犬伝 SHADA 日本 2016年11月15日[5]
Windows データイースト D4エンタープライズ ダウンロード
プロジェクトEGG
-

スタッフ

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  • ディレクター:巌光生
  • グラフィック:M.RAI、T.ITO、巌光生
  • プログラム:T.OGAWA、T.SUZUKI、GUMON、K.KAMIMURA
  • サウンド:酒井省吾、岩崎正明、三浦孝史、濱田誠一、鈴木雄司、高濱祐輔
  • スペシャル・サンクス:Y.KAWAI、なかむらよし、井戸川孝史

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通23/40点[6]
マル勝PCエンジン26/40点
PC Engine FAN19.64/30点[1]
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・6・6・5で合計23点(満40点)[7][6]、レビュアーからは『イースI』と酷似している点を指摘された上、突然死するイベントなどに触れた上で「全体的に難しい感じ」と否定的に評価された[7]
  • その他のゲーム誌での評価は、『マル勝PCエンジン』は6・7・7・6の合計26点、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.64点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で358位(485本中、1993年時点)となっている[1]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.44 3.38 3.24 3.38 3.19 3.01 19.64

脚注

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  1. ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、50頁。 
  2. ^ a b c d 「PCエンジンソフト完全カタログ 1989年」『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』スタンダーズ、2018年6月15日、42頁。ISBN 9784866362670 
  3. ^ 「バーチャルコンソール」7月&夏配信予定のタイトルが明らかに” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2007年7月2日). 2020年1月25日閲覧。
  4. ^ 土本学 (2007年7月8日). “VC追加タイトル、『マリオストーリー』や『シャイニングフォース』” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年1月25日閲覧。
  5. ^ 「プロジェクトEGG」,「魔界八犬伝SHADA(PCエンジン版)」の配信を開始” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2016年11月15日). 2020年1月25日閲覧。
  6. ^ a b 魔界八犬伝 SHADA まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年5月4日閲覧。
  7. ^ a b ファミコン通信』第8号、アスキー、1989年4月14日。 

外部リンク

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