魔界八犬伝 SHADA
ジャンル | アクションRPG |
---|---|
対応機種 | PCエンジン (PCE) |
開発元 | データイースト |
発売元 | データイースト |
ディレクター | 巌光生 |
プログラマー |
T.OGAWA T.SUZUKI GUMON K.KAMIMURA |
音楽 |
酒井省吾 岩崎正明 三浦孝史 濱田誠一 鈴木雄司 高濱祐輔 |
美術 |
M.RAI T.ITO 巌光生 |
人数 | 1人 |
メディア | 2メガビットHuCARD[1] |
発売日 |
1989年4月1日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
その他 |
型式:DE89002 ASIN B0000ZPP28 |
『魔界八犬伝 SHADA』(まかいはっけんでん シャダ)は、1989年4月1日に日本のデータイーストから発売されたPCエンジン用アクションロールプレイングゲーム。
ゲームストーリーは小説『南総里見八犬伝』(1842年)をモチーフにしたものとなっており、八剣士の生まれ変わりである主人公の「しん」および他の八剣士の生まれ変わりの仲間を操作し、封印から解放された悪の化身「玉梓」を再び封印する事を目的としている。。ゲーム内容は暗闇迷路を探索したり、同じ宝箱を2度開けなければならないなど、全体的に難易度は高めとなっていた。バックアップ機能はなくパスワード制となっている。
開発はデータイーストが行い、ディレクターは後にファミリーコンピュータ用ソフト『ダークロード』(1991年)を手掛けた巌光生が担当、音楽は酒井省吾や高濱祐輔の他にファミリーコンピュータ用ソフト『ヘラクレスの栄光II タイタンの滅亡』(1989年)を手掛けた岩崎正明、三浦孝史、濱田誠一、鈴木雄司が担当している。
2006年にWindows用ソフトとしてi-revoにて配信された他、2007年にはWii用ソフトとしてバーチャルコンソールにて配信され、さらに2016年にはWindows用ソフトとしてプロジェクトEGGにて配信された。
ゲーム内容
[編集]戦闘は日本ファルコムによる同ジャンルのゲームである『イースI』(1987年)のゲームシステムと同様、フィールド上に存在する敵と接触する事で行われる[2]。この時に半分キャラクターをずらして敵と接触する事でダメージを軽減できるシステムとなっている[2]。
ストーリー
[編集]里見の伏姫の心を受け継いだ八犬士は、世界を恐怖によって支配しようとしていた怨霊「玉梓」を宝玉「シャダ」の力によって封印する事に成功した[2]。それから時が過ち、何者かが「玉梓」を復活させようと封印を盗み出したため、八犬士の末裔である「しん」は8つの宝玉と仲間を捜し出すための旅へと出る事となった[2]。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | 魔界八犬伝 SHADA | 2006年 |
Windows | データイースト | アイレボ | ダウンロード (i-revo) |
- | |
2 | 魔界八犬伝 SHADA | 2007年7月10日[3][4] |
Wii | データイースト | ジー・モード | ダウンロード | - | 2012年3月6日配信終了 |
3 | 魔界八犬伝 SHADA | 2016年11月15日[5] |
Windows | データイースト | D4エンタープライズ | ダウンロード (プロジェクトEGG) |
- |
スタッフ
[編集]- ディレクター:巌光生
- グラフィック:M.RAI、T.ITO、巌光生
- プログラム:T.OGAWA、T.SUZUKI、GUMON、K.KAMIMURA
- サウンド:酒井省吾、岩崎正明、三浦孝史、濱田誠一、鈴木雄司、高濱祐輔
- スペシャル・サンクス:Y.KAWAI、なかむらよし、井戸川孝史
評価
[編集]評価 | ||||||||||
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- ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では6・6・6・5で合計23点(満40点)[7][6]、レビュアーからは『イースI』と酷似している点を指摘された上、突然死するイベントなどに触れた上で「全体的に難しい感じ」と否定的に評価された[7]。
- その他のゲーム誌での評価は、『マル勝PCエンジン』は6・7・7・6の合計26点、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、19.64点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で358位(485本中、1993年時点)となっている[1]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.44 | 3.38 | 3.24 | 3.38 | 3.19 | 3.01 | 19.64 |
脚注
[編集]- ^ a b c d 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、50頁。
- ^ a b c d 「PCエンジンソフト完全カタログ 1989年」『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』スタンダーズ、2018年6月15日、42頁。ISBN 9784866362670。
- ^ “「バーチャルコンソール」7月&夏配信予定のタイトルが明らかに” (日本語). 電撃オンライン. KADOKAWA (2007年7月2日). 2020年1月25日閲覧。
- ^ 土本学 (2007年7月8日). “VC追加タイトル、『マリオストーリー』や『シャイニングフォース』” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年1月25日閲覧。
- ^ “「プロジェクトEGG」,「魔界八犬伝SHADA(PCエンジン版)」の配信を開始” (日本語). 4Gamer.net. Aetas (2016年11月15日). 2020年1月25日閲覧。
- ^ a b “魔界八犬伝 SHADA まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年5月4日閲覧。
- ^ a b 『ファミコン通信』第8号、アスキー、1989年4月14日。
外部リンク
[編集]- 魔界八犬伝 SHADA -Wii,バーチャルコンソール[リンク切れ]‐ジー・モードによるバーチャルコンソール版作品ページ
- ハドソンによるバーチャルコンソール版作品ページ - ウェイバックマシン(2007年8月19日アーカイブ分)
- 魔界八犬伝SHADA[リンク切れ]‐irevo版作品ページ
- Makai Hakkenden Shada - MobyGames