鯛の唐蒸し
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概要
[編集]鯛の中に卯の花(おから)を詰め、蒸し揚げた加賀料理。卯の花には銀杏や人参、ゴボウ、しいたけ等を混ぜあわせる事が一般的である。かつては結婚式や祭礼などでは欠かせない料理として出されたが、今日では少なくなってきている[1]。
なお、卯の花を詰める際に鯛は必ず背開きとなっているが、これは腹から切り開くことが切腹を連想させるため、好ましくないとされたからである。2匹の鯛を腹合せに並べて「にらみ鯛」や「鶴亀鯛」と呼ばれる[1]。
中華料理に由来をもつ長崎の卓袱料理が、蘭学修養の加賀藩士を通じて伝来されたともいわれている[1]。
参考文献
[編集]- “3.鯛の唐蒸し” (PDF). 金沢市役所. 2022年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月27日閲覧。 - 金澤食文化100物語
脚注
[編集]- ^ a b c “鯛の唐蒸し 石川県 | うちの郷土料理:農林水産省”. www.maff.go.jp. 2023年1月30日閲覧。