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鰻のせいろ蒸し

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鰻のせいろ蒸し
柳川市「若松屋」の鰻のせいろ蒸し。
2014年12月6日撮影。
発祥地 日本の旗 日本
地域 柳川市
誕生時期 江戸時代
主な材料
類似料理 鰻重
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鰻のせいろ蒸し(うなぎのせいろむし)は、福岡県柳川市の名物料理[1][2][3][4]

堅めに炊いたご飯にタレをまぶして蒸し、焼いた鰻の蒲焼を錦糸卵と共に飯に乗せて再度蒸しあげて作る[2][3][4]

柳川は柳川藩の時代から鰻の産地として有名であり、藩の財源ともなっていた[2]。その柳川藩で江戸時代から親しまれている食べ方がせいろ蒸しである[2]有明海の漁師町でもあった柳川では、蒸すことで冷めにくくなったとして漁師に好まれた[4]

武士の町でもあった柳川では江戸と同じく切腹に通じることから腹開きが避けられて背開きで調理するようになった[2][3]。また焼き方は、一度、鰻を蒸してから焼く関東風ではなく、蒸さずにタレを付けて焼く関西風となっている[2]。串は打たずに鉄の格子の上に乗せて焼くのが特徴である[3][4]

出典

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  1. ^ 『マニマニ 福岡門司港レトロ大宰府』JTBパブリッシング、2016年、126頁。ISBN 9784533111075 
  2. ^ a b c d e f 夏に食べたい「うなぎのせいろ蒸し」。老舗に聞く、本当に美味しいうなぎの食べ方”. 中川政七商店 (2021年7月19日). 2022年7月5日閲覧。
  3. ^ a b c d 「鰻のせいろ蒸し」 ― 柳川市 ―”. アクロス福岡. 2022年7月5日閲覧。
  4. ^ a b c d 福岡柳川名物 伝統の鰻のせいろ蒸しが味わえる老舗”. NEWSポストセブン (2020年7月16日). 2022年7月5日閲覧。