鳥山成人
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鳥山 成人(とりやま しげと、1921年12月11日[1]- 2005年2月14日)は、日本の歴史学者。専門はロシア史、東欧史。北海道大学名誉教授。
人物・来歴
[編集]1921年、北海道生まれ。1943年、東京帝国大学文学部西洋史学科卒業。財団法人東亜研究所研究員、二十世紀研究所研究員、歴史科学研究所研究員を務める[2]。
1948年に、北海道大学法文学部[注釈 1]助教授就任。その後1953年に文学部助教授。1956年に法学部(スラブ研究施設)助教授、1963年、同教授。1969年文学部教授となり、1985年3月の定年退官まで勤務。
近世ロシア史を専門としたが、より広く東欧・ビザンツ世界の歴史も日本に紹介した。
著書
[編集]単著
[編集]- 『ロシアとヨーロッパ:スラヴ主義と汎スラヴ主義』白日書院、1949年。
- 『ロシヤ史』修道社<現代選書>、1956年。
- 『スラヴの発展』(大世界史・15巻)文藝春秋、1968年。
- 『ビザンツと東欧世界』(世界の歴史・19巻)講談社、1978年。
- 『ロシア・東欧の国家と社会』恒文社、1985年。
共著
[編集]- 『ビザンツとスラブ』(世界歴史シリーズ・8巻)世界文化社、1969年。
翻訳
[編集]- A・パンクラートワ『ロシア古代中世史』(阿部重雄・香山陽坪・袋一平共訳)東京大学出版会、1954年。
- ボリス・ノルド『ロシア革命とその源流』(山本俊朗共訳)弘文堂<アテネ新書>、1960年。
- ボリス・ノルド『ロシア革命史』(改訳・改題)弘文堂、1970年。
- アレクサンデル・ギエイシュトル, S.ヘルプスト, B.レシノドルスキー『ポーランド文化史』弘文堂、1962年。
- ロバート・ウォーレス『ロシア』(ライフ『人間世界史』日本語版16巻)タイムライフインターナショナル、1968年。
- G. ブッチィ『ピョートル大帝:近代ロシアのはじまり』(編訳)平凡社<世界を創った人びと・20巻>、1978年。
参考
[編集]- 『ロシア・東欧の国家と社会』著者紹介
- 平城照介「鳥山成人先生を送る〔含 略歴および著作目録〕」『中央大学文学部紀要』145号、1992年3月、211-229ページ。
- 松田潤編「鳥山成人教授略歴・著作目録」『スラヴ研究』32号、1985年、185-190ページ[3]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 1947年設置の法文学部から、1950年に文学部が独立し、法経学部と分離する。
出典
[編集]- ^ 『著作権台帳』
- ^ 『ロシア・東欧の国家と社会』著者略歴より。
- ^ web「北海道大学学術コレクション:HUSCAP」2023年10月18日閲覧。