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鳥栖機関区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鳥栖機関区(とすきかんく)は、かつて佐賀県鳥栖市にあった日本国有鉄道車両基地(機関区)である。

鹿児島本線長崎本線の分岐駅である鳥栖駅に隣接して設けられ、両線と佐世保線久大本線筑豊本線において旅客・貨物列車を牽引する機関車が配置されていた。

沿革

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  • 1906年明治39年)11月6日九州鉄道(初代)により鳥栖機関庫が開設される。
  • 1907年(明治40年)7月1日:九州鉄道の国有化に伴い官設鉄道鳥栖機関庫となる。
  • 1936年昭和11年)9月:鳥栖機関区に改称。
  • 1984年(昭和59年)2月:所属車両がすべて他区へ転出し車両無配置の乗務員区となる。
  • 1987年(昭和62年)3月1日鳥栖運転区に改組[1]

主な所属車両

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蒸気機関車
  • 10形 -(在籍1931年-1943年)当区配置履歴のある26号が宇佐神宮境内に静態保存されている。
  • 230形 -(在籍1941年-1954年)当区を最後に廃車された268号が鳥栖駅東側に静態保存されている。
  • 2120形 -(在籍1933年-1935年)
  • 3400形 -(在籍1940年-1941年)(吉塚支区のみ)
  • 1070形 -(在籍1942年-1944年)
  • 1150形 -(在籍1947年-1948年)
  • B50形 -(在籍1933年-1945年)(吉塚分庫・支区のみ)
  • C11形 -(在籍1938年-1971年)
  • C12形 -(在籍1935年-1944年、1948年-1961年)
  • 5700形 -(在籍1931年-1936年)
  • 6760形 -(在籍1933年-1948年)(佐賀分庫・吉塚支区・荒尾支区を含む)
  • 8500形 -(在籍1931年-1936年)
  • 8550形 -(在籍1931年-1950年)
  • 8620形 -(在籍1933年-1944年、1954年-1973年)2009年よりSL人吉で運用されている58654号機も配置履歴がある。
  • 8900形 -(在籍1921年-1931年)
  • C50形 -(在籍1931年-1934年、1948年-1954年)
  • C51形 -(在籍1926年-1942年、1951年-1952年、1964年-1966年)(運転用以外使用を含む)
  • C55形 -(在籍1935年-1936年、1939年、1953年-1956年、1965年-1971年)(運転用以外使用を含む)
  • C56形 -(在籍1939年)(佐賀支区のみ)
  • C57形 -(在籍1942年-1965年)
  • C59形 -(在籍1956年-1963年)
  • C60形 -(在籍1960年-1967年)
  • C61形-(在籍1948年-1950年)
  • 9600形 -(在籍1918年-1972年)
  • D50形 -(在籍1933年-1941年、1949年-1956年)
  • D51形 -(在籍1936年-1972年)

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ディーゼル機関車

所属車両の車体に記されていた略号

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  • 「鳥」:「鳥栖」を意味する「鳥」から。

脚注

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  1. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第14号、鉄道ジャーナル社、1987年12月、57頁。 
  2. ^ 『「機関車配置表」(各鉄道局・鉄道管理局発行)』1921年より1974年までの1937年・1945年・1946年を除く隔年分から

関連項目

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