宝立町鵜島
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(鵜島 (珠洲市)から転送)
宝立町鵜島 | |
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町 | |
北緯37度22分43.9秒 東経137度14分06.4秒 / 北緯37.378861度 東経137.235111度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 石川県 |
市町村 | 珠洲市 |
地区 | 宝立地区 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
927-1223[1] |
市外局番 | 0768 [2] |
ナンバープレート | 石川 |
宝立町鵜島(ほうりゅうまちうしま)は、石川県珠洲市宝立地区の地名。
地理
[編集]町域は鵜飼川より南、国道249号「見附島西口」交差点および奥能登絶景街道「見附島口」交差点周辺と[3]、船橋川河口付近[4]、鵜島郵便局周辺に分かれている。宝立町鵜飼、宝立町宗玄、宝立町南黒丸に接する[5]。
- 河川:鵜飼川、船橋川
歴史
[編集]町名の由来
[編集]検地が行われていた時代、当地を所有していた地主(当地では「オヤッサマ」と呼ばれる)の姓「鵜島」から(なお「黒丸」や「宗玄」も同様)[6]。
沿革
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、珠洲郡南黒丸村、鵜島村、宗玄村の区域をもって、鵜島村が発足する。
- 1908年(明治41年)8月15日 - 鵜島村、黒峰村、見付村が合併して、宝立村が発足する。
- 1940年(昭和15年)8月15日 - 町制施行して、宝立町となる。
- 1954年(昭和29年)7月15日 - 宝立町、飯田町、正院町、上戸村、若山村、直村、正院町、蛸島村及び三崎村が合併して、珠洲市が発足する。
- 旧・宝立町字鵜島の区域をもって宝立町鵜島が成立[7]。
- 2024年(令和6年)1月1日:能登半島地震で多くの家屋が倒壊し[8]、さらに津波により深刻な被害を受けた[9]。
交通
[編集]鉄道路線
[編集]→詳細は「鵜島駅」を参照
のと鉄道能登線・鵜島駅(宝立町鵜島)があったが、2005年(平成17年)の能登線廃止に伴い廃駅となった。
-
鵜島駅ホーム跡(2010年)
-
鵜島駅撤去後(2014年)
道路
[編集]バス
[編集]「見附島口」交差点付近に「宝立小学校前」バス停留所(宝立町鵜島ハ)があり[10]、後に「見附島口」に改称された上で[11]、北鉄奥能登バス・宇出津珠洲-A(珠洲鉢ヶ崎 - 鵜飼駅前 - 小木町 - 能登町役場前 - 能登高校南)、宇出津珠洲-B(珠洲鉢ヶ崎 - 鵜飼駅前 - 十八束 - 能登町役場前 - 能登高校南)系統が運行されている[12]。
施設
[編集]-
珠洲太陽光発電所
-
珠洲市自然エネルギーPR館
教育
[編集]珠洲市立宝立小中学校の通学区域[19]。
かつては町内に珠洲市立宝立小学校(宝立町鵜島4字30番地)があったが2012年(平成24年)に廃校となった。跡地は珠洲太陽光発電所となっている(珠洲市立宝立小中学校#珠洲市立宝立小学校を参照)。
-
宝立小学校跡(2014年)
防災
[編集]最大5メートルの津波が3 - 24分で到達すると想定されており、避難場所として宝立小学校体育館(標高18.0メートル)、たら山台地(標高28.2メートル)、国道249号(松波鵜島バイパスA - D、標高30メートル前後)が指定されている[20]。
名所・旧跡・観光スポット
[編集]- 劔神社(宝立町鵜島21の65番地) - 1876年(明治9年)、廃寺となっていた「安養寺様」に神鏡をもって神社建立。祭神は素戔嗚命、伊加志穂比古命。宮司は鳳珠郡能登町の松波神社宮司が兼務する。例祭は9月14日 - 15日で、曳山を出して賑わう(鵜島の曳山祭り)[21]。当社所蔵の「珠洲焼仏像」2躯は珠洲市指定文化財[22]。
- 稲荷神社(宝立町鵜島19部9番地) - 1875年(明治8年)の火災を契機として仏体に代わり神鏡を祭祀。祭神は大宮売神、倉稲魂神、猿田彦神。宮司は松波神社宮司が兼務する。例祭は9月14日 - 15日(古くは8月14日であった)で、当社も曳山を出す(鵜島の曳山祭り)[23]。
- 南黒丸B遺跡(宝立町鵜島) - 弥生時代・古墳時代集落の複合遺跡。道路建設に伴い、1997年(平成9年)に石川県立埋蔵文化財センターが発掘調査を実施。竪穴建物や溝、土師器、須恵器が出土している[24]。
- 見附公園(宝立町鵜島地内) - 珠洲市の公園(都市公園以外のその他公園)[25]。見附島にほど近い場所にあり、春は見附桜まつりで賑わう[26]。
祭事・催事
[編集]脚注
[編集]- ^ “宝立町鵜島の郵便番号”. 日本郵便. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “市外局番の一覧”. 総務省 (2022年3月1日). 2024年1月16日閲覧。
- ^ “石川県珠洲市宝立町鵜島4の地図”. Mapion. ONE COMPATH. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “石川県珠洲市宝立町鵜島9の地図”. Mapion. ONE COMPATH. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “石川県珠洲市宝立町鵜島21の地図”. Mapion. ONE COMPATH. 2024年1月16日閲覧。
- ^ 西本陽一 2015, p. 3.
- ^ “町の区域”. 珠洲市 (1990年1月1日). 2024年1月16日閲覧。
- ^ 大森貴弘 (2024年1月3日). “倒壊家屋に閉じ込められたまま、救助の手が届かず「なるべく早く…」”. 産経ニュース (産業経済新聞社) 2024年1月16日閲覧。
- ^ 小玉重隆 (2024年1月11日). “「じいちゃん、置いてくぞ」 100メートル先に津波、迫られた判断”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社) 2024年1月16日閲覧。
- ^ “宝立小学校前”. Mapion電話帳. ONE COMPATH. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “珠洲市, 石川県”. Google ストリートビュー. Google (2018年7月). 2024年1月16日閲覧。
- ^ “路線バス情報 路線図”. 北陸鉄道. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “石川県能登北部保健福祉センター (能登北部保健所)”. 石川県 (2024年1月11日). 2024年1月16日閲覧。
- ^ “鵜島郵便局”. 日本郵政グループ. 2024年1月16日閲覧。
- ^ a b “珠洲太陽光発電所PRコーナー(珠洲市自然エネルギーPR館内)”. 北陸電力. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “太陽光発電所一覧”. 北陸電力. 2024年1月21日閲覧。
- ^ “珠洲市自然エネルギーPR館の設置及び管理に関する条例”. 珠洲市 (2012年12月25日). 2024年1月16日閲覧。
- ^ “(有)越後石油 珠洲SS”. 出光興産. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “珠洲市立学校の通学区域に関する規則”. 珠洲市 (2016年4月1日). 2024年1月16日閲覧。
- ^ “津波ハザードマップ”. 珠洲市 (2022年1月17日). 2024年1月16日閲覧。
- ^ “劔神社”. 石川県神社庁. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “文化財一覧”. 珠洲市 (2022年1月17日). 2024年1月17日閲覧。
- ^ “稲荷神社”. 石川県神社庁. 2024年1月16日閲覧。
- ^ “珠洲市南黒丸遺跡・南黒丸B遺跡”. 全国遺跡報告総覧. 国立文化財機構 奈良文化財研究所. 2024年1月17日閲覧。
- ^ “珠洲市公園条例”. 珠洲市 (2021年4月1日). 2024年1月16日閲覧。
- ^ “見附桜まつり”. 能登ふるさと博開催実行委員会. 2024年1月16日閲覧。
参考文献
[編集]- 西本陽一「地区の概要」『金沢大学文化人類学研究室調査実習報告書』第30巻、金沢大学、2015年、1-12頁、NAID 120005593975。