コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

宝立町鵜島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鵜島 (珠洲市)から転送)
宝立町鵜島
宝立町鵜島の位置(石川県内)
宝立町鵜島
宝立町鵜島
宝立町鵜島の位置
(代表地点:劔神社)
北緯37度22分43.9秒 東経137度14分06.4秒 / 北緯37.378861度 東経137.235111度 / 37.378861; 137.235111
日本
都道府県 石川県
市町村 珠洲市
地区 宝立地区
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
927-1223[1]
市外局番 0768 [2]
ナンバープレート 石川

宝立町鵜島(ほうりゅうまちうしま)は、石川県珠洲市宝立地区地名

地理

[編集]

町域は鵜飼川より南、国道249号「見附島西口」交差点および奥能登絶景街道「見附島口」交差点周辺と[3]、船橋川河口付近[4]、鵜島郵便局周辺に分かれている。宝立町鵜飼宝立町宗玄宝立町南黒丸に接する[5]

  • 河川:鵜飼川、船橋川

歴史

[編集]

町名の由来

[編集]

検地が行われていた時代、当地を所有していた地主(当地では「オヤッサマ」と呼ばれる)の姓「鵜島」から(なお「黒丸」や「宗玄」も同様)[6]

沿革

[編集]

交通

[編集]

鉄道路線

[編集]

のと鉄道能登線鵜島駅(宝立町鵜島)があったが、2005年(平成17年)の能登線廃止に伴い廃駅となった。

道路

[編集]

バス

[編集]

「見附島口」交差点付近に「宝立小学校前」バス停留所(宝立町鵜島ハ)があり[10]、後に「見附島口」に改称された上で[11]北鉄奥能登バス・宇出津珠洲-A(珠洲鉢ヶ崎 - 鵜飼駅前 - 小木町 - 能登町役場前 - 能登高校南)、宇出津珠洲-B(珠洲鉢ヶ崎 - 鵜飼駅前 - 十八束 - 能登町役場前 - 能登高校南)系統が運行されている[12]

施設

[編集]
  • 保健所
    • 石川県能登北部保健福祉センター珠洲地域センター(宝立町鵜島ハ-124)[13]
  • 郵便局
    • 鵜島郵便局(宝立町鵜島21-34) - 内浦街道沿いにある郵便局。駐車場3台[14]
  • エネルギー資源

教育

[編集]

珠洲市立宝立小中学校の通学区域[19]

かつては町内に珠洲市立宝立小学校(宝立町鵜島4字30番地)があったが2012年(平成24年)に廃校となった。跡地は珠洲太陽光発電所となっている(珠洲市立宝立小中学校#珠洲市立宝立小学校を参照)。

防災

[編集]

最大5メートルの津波が3 - 24分で到達すると想定されており、避難場所として宝立小学校体育館(標高18.0メートル)、たら山台地(標高28.2メートル)、国道249号(松波鵜島バイパスA - D、標高30メートル前後)が指定されている[20]

名所・旧跡・観光スポット

[編集]
  • 劔神社(宝立町鵜島21の65番地) - 1876年(明治9年)、廃寺となっていた「安養寺様」に神鏡をもって神社建立。祭神素戔嗚命、伊加志穂比古命。宮司は鳳珠郡能登町の松波神社宮司が兼務する。例祭は9月14日 - 15日で、曳山を出して賑わう(鵜島の曳山祭り[21]。当社所蔵の「珠洲焼仏像」2躯は珠洲市指定文化財[22]
  • 稲荷神社(宝立町鵜島19部9番地) - 1875年(明治8年)の火災を契機として仏体に代わり神鏡を祭祀。祭神は大宮売神倉稲魂神猿田彦神。宮司は松波神社宮司が兼務する。例祭は9月14日 - 15日(古くは8月14日であった)で、当社も曳山を出す(鵜島の曳山祭り)[23]
  • 南黒丸B遺跡(宝立町鵜島) - 弥生時代古墳時代集落の複合遺跡。道路建設に伴い、1997年(平成9年)に石川県立埋蔵文化財センターが発掘調査を実施。竪穴建物や溝、土師器須恵器が出土している[24]
  • 見附公園(宝立町鵜島地内) - 珠洲市の公園(都市公園以外のその他公園)[25]見附島にほど近い場所にあり、春は見附桜まつりで賑わう[26]

祭事・催事

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ 宝立町鵜島の郵便番号”. 日本郵便. 2024年1月16日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省 (2022年3月1日). 2024年1月16日閲覧。
  3. ^ 石川県珠洲市宝立町鵜島4の地図”. Mapion. ONE COMPATH. 2024年1月16日閲覧。
  4. ^ 石川県珠洲市宝立町鵜島9の地図”. Mapion. ONE COMPATH. 2024年1月16日閲覧。
  5. ^ 石川県珠洲市宝立町鵜島21の地図”. Mapion. ONE COMPATH. 2024年1月16日閲覧。
  6. ^ 西本陽一 2015, p. 3.
  7. ^ 町の区域”. 珠洲市 (1990年1月1日). 2024年1月16日閲覧。
  8. ^ 大森貴弘 (2024年1月3日). “倒壊家屋に閉じ込められたまま、救助の手が届かず「なるべく早く…」”. 産経ニュース (産業経済新聞社). https://www.sankei.com/article/20240103-V2CWJD5ZAJIYPMA46GFRA6C7W4/ 2024年1月16日閲覧。 
  9. ^ 小玉重隆 (2024年1月11日). “「じいちゃん、置いてくぞ」 100メートル先に津波、迫られた判断”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). https://www.asahi.com/articles/ASS1C52VTS1CUQIP00N.html 2024年1月16日閲覧。 
  10. ^ 宝立小学校前”. Mapion電話帳. ONE COMPATH. 2024年1月16日閲覧。
  11. ^ 珠洲市, 石川県”. Google ストリートビュー. Google (2018年7月). 2024年1月16日閲覧。
  12. ^ 路線バス情報 路線図”. 北陸鉄道. 2024年1月16日閲覧。
  13. ^ 石川県能登北部保健福祉センター (能登北部保健所)”. 石川県 (2024年1月11日). 2024年1月16日閲覧。
  14. ^ 鵜島郵便局”. 日本郵政グループ. 2024年1月16日閲覧。
  15. ^ a b 珠洲太陽光発電所PRコーナー(珠洲市自然エネルギーPR館内)”. 北陸電力. 2024年1月16日閲覧。
  16. ^ 太陽光発電所一覧”. 北陸電力. 2024年1月21日閲覧。
  17. ^ 珠洲市自然エネルギーPR館の設置及び管理に関する条例”. 珠洲市 (2012年12月25日). 2024年1月16日閲覧。
  18. ^ (有)越後石油 珠洲SS”. 出光興産. 2024年1月16日閲覧。
  19. ^ 珠洲市立学校の通学区域に関する規則”. 珠洲市 (2016年4月1日). 2024年1月16日閲覧。
  20. ^ 津波ハザードマップ”. 珠洲市 (2022年1月17日). 2024年1月16日閲覧。
  21. ^ 劔神社”. 石川県神社庁. 2024年1月16日閲覧。
  22. ^ 文化財一覧”. 珠洲市 (2022年1月17日). 2024年1月17日閲覧。
  23. ^ 稲荷神社”. 石川県神社庁. 2024年1月16日閲覧。
  24. ^ 珠洲市南黒丸遺跡・南黒丸B遺跡”. 全国遺跡報告総覧. 国立文化財機構 奈良文化財研究所. 2024年1月17日閲覧。
  25. ^ 珠洲市公園条例”. 珠洲市 (2021年4月1日). 2024年1月16日閲覧。
  26. ^ 見附桜まつり”. 能登ふるさと博開催実行委員会. 2024年1月16日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 西本陽一「地区の概要」『金沢大学文化人類学研究室調査実習報告書』第30巻、金沢大学、2015年、1-12頁、NAID 120005593975