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鷲尾和彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鷲尾和彦(わしお かずひこ、1967年 - )は、日本の写真家

人物

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来歴

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兵庫県生まれ。早稲田大学教育学部社会科社会科学専修卒業、東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士課程修了後、博報堂に入社。

2009年に、写真集「極東ホテル」で写真家としてデビュー、写真集には作家の池澤夏樹がエッセイを寄稿している。 2014年に刊行した写真集「To the Sea」には、フランス人のノーベル文学賞受賞作家であるジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオが序文を寄せている。

世界的なメディアアートの芸術祭である、アルスエレクトロニカ(オーストリア・リンツ市)には長年注目し、著書「アルスエレクトロニカの挑戦~なぜオーストリアの地方都市で行われるアートフェスティバルに、世界中から人々が集まるのか」の中では、アート、サイエンスの可能性と都市再生に関する提言を行なっている。2014年〜2015年にはプリ・アルスエレクトロニカ賞「デジタルコミュニティ部門」審査員をつとめている。

2020年7月に写真集「Station」を発表。国境を超えて西ヨーロッパに押し寄せる難民たち様子を、オーストリア・ウイーンの駅で撮影した作品であり、写真集には作家の梨木香歩がエッセイを寄稿している。

交友

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作家の池澤夏樹とは、東日本大震災直後の東北を取材し、共著「春を恨んだりはしない」(中央公論新社)を出版している。

著作

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写真集

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  • 極東ホテル赤々舎、2009年。ISBN 978-4903545523https://www.amazon.co.jp/dp/4903545520/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_NRfIEbM8ZW9MV 
  • 遠い水平線私家版、2012年http://washiokazuhiko.com/publication 
  • To the Sea赤々舎、2014年。ISBN 978-4903545523https://www.amazon.co.jp/dp/4865410201/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_4VfIEbRVEZJ0K 
  • Station夕書房ISBN 978-4909179050https://www.amazon.co.jp/dp/4909179054/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_pqAHFb3WACRQY 

ビジネス書

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共著

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受賞

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  • 2001年 「ヤングポートフォリオ」(清里フォトアートミュージアム)入選
  • 2006年 「フォトドキュメンタリーNIPPON」(リクルート・ガーディアンガーデン)入選

写真展

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個展

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  • 2006/07 「極東ホテル HOTEL FAREAST」 Guardian Garden
  • 2008/10 「極東ホテル HOTEL FAREAST」 ニコンサロン銀座
  • 2008/11 「極東ホテル HOTEL FAREAST」 ニコンサロン大阪
  • 2010/03 「極東ホテル HOTEL FAREAST」 AKAAKA
  • 2012/03 「遠い水平線 On the Horizon」 ニコンサロン新宿
  • 2012/04 「遠い水平線 On the Horizon」 ニコンサロン大阪
  • 2013/01 「Journey In To Life」 西脇市立西脇病院
  • 2014/07 「To the Sea」 Roonee 247 photography
  • 2016/07 「A la Mer」 大正大学 ESPACE KUU
  • 2018/04 「Station / Station」 Site-A Gallery 横浜  
  • 2020/09 「Sense of Place」 Roonee 247 photography  

グループ展

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  • 2008/08 「5Photographers Show」  Gallery illum(韓国)
  • 2009/09 「Ulsan International Photography Festival」  ウルサン(韓国)
  • 2014/06 「写真とことば 記憶の種」  世田谷文化生活情報センター/生活工房
  • 2014/11 「La Librairie imaginaire」  GALERIE-T (パリ)
  • 2016/09 「transit」  アルスエレクトロニカ・フェスティバル (オーストリア)
  • 2016/09 「ふたしかなその日 Seize the Uncertain Day 」  東京藝術大学大学美術館 陳列館
  • 2019/08 「東アジア文化都市 2019」  仁川 (韓国)
  • 2020/10 「東京好奇心 2020 渋谷」 Bunkamura ザ・ミュージアム

外部リンク

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