鷲巣義明
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鷲巣 義明(わしず よしあき、1961年9月22日 - )は、日本の映画文筆家。静岡県静岡市生まれ。ジョン・カーペンター研究家としても知られる。
経歴
[編集]ジョン・カーペンター監督のホラー映画『ハロウィン』(1978年)に触発され、81年上京。映画宣伝会社勤務を経て、1990年に映画関係のフリーライターに。以後、ホラー、SFの分野を中心に幅広く執筆活動を続けている。
特にこの道を志すきっかけとなった、ジョン・カーペンターに対する思い入れは強く、各種雑誌での新作紹介、DVDやパンフレットの解説文など、数多くのカーペンター関係の記事を執筆している。また日本では数少ない、カーペンター専門の同人誌を発行しており、過去には朝松健を始めとする、著名なホラー作家も執筆陣に名を連ねていた。
また、08年に『ゴジラ対ヘドラ』を中心に国内外の公害怪獣&公害怪人が登場した映像作品を紹介した研究同人誌「HEDORAH/公害怪獣の映像世界」を発行し、2011年にはそれを大幅に増補改訂した研究同人誌「HEDORAH/公害怪獣の映像世界・最終版」を出して公害怪獣ファンを喜ばせた。
著書
[編集]単著
[編集]- 『デストピア聖典 SF&ホラー映画の黙示録』(フィルムアート社、2000年)
- 『恐怖の映画術 ホラーはこうして創られる』(キネマ旬報社、2006年)
共編著
[編集]- 『ホラーの逆襲 ジョン・カーペンターと絶対恐怖監督たち』(フィルムアート社、1998年、編)
- 『富江replayパーフェクト・ブック 映画「富江replay」シナリオ&写真集』(朝日ソノラマ、2000年、監修・構成)
- 『ホラー映画クロニクル』(扶桑社ムック、2008年、共著)
- 『東宝特撮総進撃』(洋泉社ムック、2009年、寄稿)
- 『ジョン・カーペンター 恐怖の倫理』(洋泉社、2011年、監修)
- 『ジョン・カーペンター読本』(boid、2018年、寄稿)[1]
脚注
[編集]- ^ “「ジョン・カーペンター読本」発売!黒沢清や青山真治、三宅唱らが寄稿”. ナタリー (2018年10月10日). 2023年5月1日閲覧。