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黄慶泳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黄 慶泳
Hwang Kyung-Young
三重バイオレットアイリス
役職 監督
ポジション CB
基本情報
本名 黄慶泳
大韓民国の旗 大韓民国
出身地 京畿道平沢市
生年月日 (1969-02-28) 1969年2月28日(55歳)
身長・体重 175 cm
75 kg
利き腕
出身 韓国体育大学校
監督歴
クラブ
1993-1997 大韓民国の旗韓国体育大学男子監督
1995-1996 大韓民国の旗韓国男子代表コーチ
1998-1999 日本の旗 [大和銀行女子監督]
2005-2007 日本の旗日本女子U24代表監督
2005-2018 日本の旗 オムロン監督
2008-2012 日本の旗 日本代表女子監督
2021-2022 日本の旗琉球コラソン監督
2022- 日本の旗三重バイオレットアイリス監督
受賞歴

・日本ハンドボールリーグ最優秀監督賞:7回 (2005年・2006年・2007年・2008年・2011年・2012年・2013年)

・日本選手権最優秀監督賞:10回 (2005年・2006年・2007年・2008年・2011年・2012年・2013年・2014年・2016年・2017年)

・社会人選手権優秀監督賞:3回 (2006年・2007年・2013年)

・アジアクラブ選手権最優秀監督賞3回(2006年・2007年・2008年)
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黄 慶泳(ファン・キョンヨン、1969年2月28日 - )は、京畿道平沢市出身の元ハンドボール選手、指導者。

オムロンでは監督としてアジアクラブ選手権優勝3回、日本リーグ優勝7回、日本選手権優勝10回、社会人選手権優勝3回を記録。

経歴

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韓国体育大学校卒業後は尚武でプレー[1]。大学時代を含め、所属した全チームにおいてキャプテンを勤め、その卓越したリーダーシップを評価した恩師の勧めもあり、選手ではなく指導者への道へと進んだ。その後は韓国体育大や韓国男子代表のコーチを務めた。

1998年に日本代表女子のコーチに就任[2]

2005年から日本ハンドボールリーグオムロンのヘッドコーチに就任[1]。就任直後から伝統の堅守速攻に加え、遅攻でもオフェンスの多彩さが火を吹き、近年の日本ハンドボール史上稀に見る全盛期を作り上げ、日本国内ではJHLハンドボールリーグプレーオフ及び日本選手権にて4連覇を果たし、アジアの舞台でもアジアクラブ選手権で2006-2008に3連覇を遂げ、無類の強さを誇った。

2008年秋に日本代表女子の監督に就任[3]。長年に渡ってアジアでは、オリンピックなどでもメダルの常連であった韓国がハンドボールの盟主として君臨しており、黄慶泳監督の就任は長年低迷を続けていた日本ハンドが少しでも韓国に対抗することを期待したものであった。実際、就任して以降はアジア選手権を含め何度か勝利を挙げており、韓国内では韓国人が他の国を率いて韓国を倒し、喜んでいる事に、批判が出ることもあった。世界選手権ではベスト16進出を果たし、惜しくも敗れはしたものの、世界的な強豪であるデンマークを相手に延長までもつれる大接戦を演じ、世界を驚かせた。

就任中の2009-10年シーズンに、オムロンではアドバイザーコーチを務めることになったが、[4]2010-11年シーズンからは再度ヘッドコーチにも復帰し、二つの役職を兼任することとなった。[5]

2012年ロンドン五輪世界最終予選決勝にて韓国に敗退し、オリンピック出場権を逃した責任を取る形で代表監督を辞任した[6]

2018-19年シーズンからオムロンの総監督に就任。同シーズン限りで退任した。

2021年シーズンから男子日本ハンドボールリーグの琉球コラソンの監督に就任した。万年下位に沈み続けていたコラソンにハードワークや規律を徹底的に浸透させ、シーズン中盤からは上位チームとも互角以上の戦いを繰り広げられるようになった。特に11月以降は数年間負け続けていたチーム相手に勝ち点を取る試合も増え、最終的に前年度から順位を一つ上げ、9位で終了した。同シーズン限りで退任した。

2022年シーズンから女子日本ハンドボールリーグの三重バイオレットアイリス(前シーズン5位)の監督に就任した。

詳細情報

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年度別監督成績

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レギュラーシーズン

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リーグ チーム 順位 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
2005-06 JHL オムロン 1位 12 10 0 2 357 279
2006-07 1位 15 13 1 1 502 339
2007-08 1位 15 13 0 2 435 345
2008-09 1位 15 13 1 1 455 310
2010-11 4位 15 9 1 5 390 277
2011-12 2位 15 11 1 3 440 267
2012-13 1位 15 12 2 1 406 262
2013-14 1位 18 14 2 2 495 323
2014-15 2位 18 14 0 4 444 288
2015-16 2位 12 10 0 2 275 208
2016-17 2位 18 12 0 6 388 344
2017-18 5位 24 14 1 9 534 474
2021-22 琉球コラソン 9位 20 4 1 15 555 609
2022-23 三重バイオレットアイリス 6位 20 9 1 10 522 531
JHL:14年 232 158 11 63 6198 4856
  • 各年度の太字はリーグ最高

JHLプレーオフ

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大会名 対戦相手 勝敗
2005-06 プレーオフ決勝 広島メイプルレッズ 32-26 / 優勝
2006-07 プレーオフ決勝 広島メイプルレッズ 33-24 / 優勝
2007-08 プレーオフ決勝 ソニーセミコンダクタ九州 31-30 / 優勝
2008-09 プレーオフ決勝 北國銀行 32-28 / 優勝
2011-12 プレーオフ準決勝 ソニーセミコンダクタ 24-17 / 決勝進出
プレーオフ決勝 北國銀行 18-15 / 優勝
2012-13 プレーオフ決勝 広島メイプルレッズ 22-21 / 優勝
2013-14 プレーオフ準決勝 ソニーセミコンダクタ 25-22 / 決勝進出
プレーオフ決勝 北國銀行 25-23 / 優勝
2014-15 プレーオフ準決勝 広島メイプルレッズ 23-19 / 決勝進出
プレーオフ決勝 北國銀行 18-23 / 敗退 (2位)
2015-16 プレーオフ準決勝 ソニーセミコンダクタ 25-18 / 決勝進出
プレーオフ決勝 北國銀行 17-31 / 敗退 (2位)
2016-17 プレーオフ準決勝 広島メイプルレッズ 19-25 / 敗退 (3位)

代表監督成績

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大会名 結果
2009年 日韓定期戦2009 日本の旗 日本代表女子 1勝1敗
第14回ヒロシマ国際大会 日本の旗 日本代表女子 優勝
2010年 JAPAN CUP 2010 日本の旗 日本代表女子 2位
2011年 第16回ヒロシマ国際大会 日本の旗 日本代表女子 優勝
ロンドン五輪・アジア予選 日本の旗 日本代表女子 敗退 (2位)
2012年 ロンドン五輪・世界最終予選 日本の旗 日本代表女子 敗退 (グループ4位)

タイトル・表彰

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日本ハンドボールリーグ

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  • 最優秀監督賞:7回 (2005年・2006年・2007年・2008年・2011年・2012年・2013年)

日本選手権

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  • 最優秀監督賞:10回 (2005年・2006年・2007年・2008年・2011年・2012年・2013年・2014年・2016年・2017年)

社会人選手権

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  • 優秀監督賞:3回 (2006年・2007年・2013年)

脚注

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外部リンク

[編集]
  • JHL - 日本ハンドボールリーグ