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黄金の13

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

黄金の13(おうごんの13)は東京創元社が刊行した全13冊の推理小説シリーズ。1991年から1995年にかけて刊行された。

概要

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1988年1989年の「鮎川哲也と十三の謎」、1990年1991年の「創元ミステリ'90」のあとを受けて刊行が開始された。

若竹七海篠田真由美貫井徳郎はこの叢書でデビューしている。

この叢書の刊行開始と同じ1991年には恒久的なシリーズである「創元クライム・クラブ」の刊行も開始され、2009年6月現在も刊行が続いている。

戸松淳矩『剣と薔薇の夏』は「黄金の13」での刊行が予告されていたが刊行されず、2004年5月に創元クライム・クラブの1冊として刊行された。

刊行リスト

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刊行順

  1. 北村薫 秋の花 (1991.2)
  2. 若竹七海 ぼくのミステリな日常 (1991.3)
  3. 依井貴裕 歳時記(ダイアリイ) (1991.9)
  4. 有栖川有栖 双頭の悪魔 (1992.2)
  5. 山口光一 モルダウ河の淡い影 (1992.6) → 逆山洋に改名
  6. 篠田真由美 琥珀の城の殺人(ベルンシュタインブルクのさつじん) (1992.8) - 第2回鮎川哲也賞最終候補作
  7. 石川真介 越前の女 (1992.12)
  8. 加納朋子 魔法飛行 (1993.7)
  9. 貫井徳郎 慟哭 (1993.10) - 第3回鮎川哲也賞最終候補作
  10. 山口雅也 キッド・ピストルズの妄想 マザーグースの事件簿 (1993.10)
  11. 芦辺拓 殺人喜劇のモダン・シティ (1994.2)
  12. 近藤史恵 ねむりねずみ (1994.7)
  13. 折原一 誘拐者 (1995.8)

※依井貴裕、山口光一以外の作品は文庫化されている。文庫化された作品のうち、篠田真由美と芦辺拓の作品は講談社文庫、石川真介の作品は光文社文庫、折原一の作品は文春文庫からで、他は創元推理文庫で文庫化されている。

関連項目

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東京創元社のミステリ叢書

外部リンク

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