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黒沼健

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
黒沼 健くろぬま けん
黒沼 健(くろぬま けん)
本名 左右田道雄
生年月日 (1902-05-01) 1902年5月1日
没年月日 (1985-07-05) 1985年7月5日(83歳没)
出生地 神奈川県横浜市
死没地 神奈川県鎌倉市御成町
国籍 日本の旗 日本
職業 作家
ジャンル 超常現象超古代文明
活動期間 1956年 - 1976年
配偶者 左右田登久(妻)
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黒沼 健くろぬま けん[注釈 1]1902年明治35年5月1日[1][2][3] - 1985年昭和607月5日[1][3])は、日本の超常現象超古代文明研究・執筆者で、SF作家翻訳家としても活動した[3]。本名は(そうだ みちお)[2]

父の左右田信二郎は銀行家の左右田金作の弟で、経済学者で銀行家の左右田喜一郎は道雄からみて従兄弟にあたる[4]

経歴

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神奈川県横浜市に生まれる[2]東京帝国大学法学部ドイツ法学科卒業[1][2]

1931年より海外探偵小説の翻訳を始める[2]。戦前は雑誌『新青年』を中心に活躍したほか、日本文藝家協会日本児童文芸家協会などに所属し、日本推理作家協会では理事を務めた。

東宝映画『空の大怪獣 ラドン』の原作[3]、同『大怪獣バラン』の原案[3]大映テレビ室大映テレビの前身)制作のテレビドラマ海底人8823』の原作・脚本・主題歌作詞なども手がけた[1]。『ラドン』『バラン』では、撮影現場にも訪れるなど積極的な姿勢を見せていた[5]

予言者ノストラダムスを日本に最初に紹介した人物とされる[1]

1985年7月5日5時32分に老衰のため、死亡(享年83歳)[6]。墓所は横浜市蓮光寺。

著書

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  • 『秘境物語』(新潮社) 1957
  • 『謎と怪奇物語』(新潮社) 1957
  • 大怪獣バラン』(あかしや書房) 1958
  • 『驚異物語』(新潮社) 1958
  • 『謎と秘境物語』(新潮社) 1959
  • 『新・謎と怪奇物語』(新潮社) 1961
  • 『未来をのぞく話』(新潮社) 1962
  • 『世界の謎と怪奇』(アサヒ芸能出版、平和新書) 1963
  • 『古代大陸物語』(新潮社) 1963
  • 『霊と怪異物語』(冬樹社) 1963
  • 『予言と怪異物語』(新潮社) 1964
  • 『世界の怪異物語 神秘と奇跡の記録』(アサヒ芸能出版) 1964
  • 『奇人怪人物語』(新潮社) 1965、のち河出文庫
  • 『怪奇の窓』第1 - 2 (毎日新聞社) 1965 - 1966
  • 『地下王国物語』(新潮社) 1966
  • 『霊と怪奇の世界』(山王書房) 1967
  • 『超古代大陸レムリア』(新潮社) 1967、のち改題『失われた古代大陸』(新潮文庫)
  • 『世界の神々と性』(山王書房) 1967
  • 『怪奇千一夜』(徳間書店) 1967
  • 『大アマゾンの怪奇』(徳間書店) 1968
  • 『天空人物語』(新潮社) 1968
  • 『第二の世界物語』(新潮社) 1969
  • 『神秘と幻想物語』(新潮社) 1970
  • 『世界の予言』(八雲井書院) 1970
  • 『生きている怪獣』(偕成社) 1970
  • 『恐怖と戦慄物語』(新潮社) 1971
  • 空飛ぶ円盤と宇宙人』(高文社) 1973
  • 『呪いと神秘の世界』(高文社) 1974
  • 『七人の予言者』(新潮文庫) 1974
  • 『霊と呪い』(新潮文庫) 1974
  • 『失われた古代都市』(新潮社) 1976
  • 『零次元の怪奇と謎』(グリーンアロー出版社) 1976
  • 『怪獣大戦争』(出版芸術社) 1993 - アンソロジー。「ラドンの誕生」を所収

翻訳

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脚注

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脚注

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  1. ^ 「たけし[1]」とも。

出典

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  1. ^ a b c d e f 歴史が眠る多磨霊園 黒沼健”. 多磨霊園. 2014年2月26日閲覧。
  2. ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, p. 540, 「特撮映画スタッフ名鑑」
  3. ^ a b c d e 野村宏平、冬門稔弐「5月1日」『ゴジラ365日』洋泉社映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、122頁。ISBN 978-4-8003-1074-3 
  4. ^ https://jahis.law.nagoya-u.ac.jp/who/docs/who4-11227
  5. ^ ゴジラ大百科 1993, p. 157, 構成・執筆 早川優「ゴジラ映画を100倍楽しくする 東宝怪獣映画カルト・コラム 16 東宝怪獣映画の原作小説について」
  6. ^ 読売新聞1985年7月6日朝刊23面

参考文献

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関連項目

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