齋藤達也 (メディアアーティスト)
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齋藤 達也(さいとう たつや、1979年 - )は、日本のメディア・アーティスト、アートディレクター、テクニカルディレクター。
経歴・人物
[編集]埼玉県生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。2011年東京芸術大学大学院映像研究科博士後期課程修了(映像メディア学)。MITメディアラボの前身となるアーキテクチャマシングループのメンバーでありVR研究の第一人者でもあるスコット=フィッシャーに師事、UCLA留学時代には、Processingの生みの親であるケイシー=リースに師事。東京藝術大学では、クリエイティブディレクター、表現研究者の佐藤雅彦、メディアアーティストの藤幡正樹に師事した。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科特任准教授(2021年〜2023年)。メディア技術を活用したアート表現や体験設計を軸として、コマーシャル、映像、テレビ、書籍、展示等多岐にわたる領域で表現活動を行なっている。
母方の先祖に関孝和流の和算家であり「数理神篇」を著した安原千方がいる。
主な作品
[編集]CM
[編集]- スクウェア・エニックス「Final Fantasy 14 Eorzea Symphony」
- サントリー「HIBIKI Glass」
歌
[編集]- 株式会社ライオン「きみがてをあらったら」(作詞・齋藤達也, 作曲・菊地晴夏, 歌・入江陽)
ミュージックビデオ
[編集]- Amazarashi 「スピードと摩擦」
- Amazarashi 「穴を掘っている」
テレビ
[編集]- Eテレ0655&2355(NHK Eテレ)「よふかしワークショップ」企画参加
- 第70回NHK紅白歌合戦 竹内まりや「いのちの歌」映像監督
- NHK Eテレ「#8月31日の夜に」大森靖子「オリオン座」ARライブ/映像監督 2017年
- NHK Eテレ「#8月31日の夜に」Amazarashi 「僕が死のうと思ったのは」ARライブ/映像監督 2019年
- NHK Eテレ「ETV特集 Reborn〜再生を描く〜」GOMA ARライブ/映像監督 2018年
- NHK総合「17才の帝国」未来都市考証・監修 2022年
展示
[編集]- 文化庁協賛 いの町紙の博物館 「Kouzo/Mitsumata/Gampi」インスタレーション展示 2021年10月
- 水戸芸術館「森英恵 世界に羽ばたく蝶」インスタレーション展示[1] 2020年2月
- 文化庁日本博 ALTERNATIVE KYOTO 「Double Horizon」[2]インスタレーション展示 天橋立元伊勢籠神社 2020年10月 (サウンドデザイン Twoth)
- ミラノサローネ ISSEY MIYAKE 佐藤雅彦ディレクション「My first me」展 / 「ブランコに指を置く」体験型展示 2018年4月[3]
- 早稲田大学坪内博士記念演劇博物館 「齋藤達也ディレクション プロジェクションメディアの考古学」[4]2015年4月
- ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第330回企画展「指を置く」[5] / 佐藤雅彦, 齋藤達也 2014年2月
- 21_21 DESIGN SIGHT 「1組2組3組4組」/ 佐藤雅彦,入來篤,齋藤達也 (佐藤雅彦ディレクション「これも自分と認めざるを得ない展」) 2010年7月[6]
- アルス・エレクトロニカ・センター 「Flesh for Fantasy」[7]常設展示 2010年
- スイス ジュネーブ現代イメージセンター 「Touching through your Eyes, seeing with your Skin」映像作品展示 2008年[8]
- NTTインターコミュニケーション・センター 「翔べ!ちいさな自分」インスタレーション展示 2008年[9]
著書
[編集]受賞歴
[編集]- 文化庁メディア芸術祭優秀賞
- グッドデザイン賞
- ニューヨークADC賞 金賞
- one show 金賞
- D&AD Wood Pencil
- Laval Virtual Grand Prix
- L'Oreal Art and Science of Color Prize, Bronze Prize
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ “水戸芸術館”. 水戸芸術館. 2021年10月10日閲覧。
- ^ “日本博京都府域展開アートプロジェクト ALTANATIVE KYOTO -もうひとつの京都-”. 日本博京都府域展開アートプロジェクト ALTANATIVE KYOTO -もうひとつの京都-. 2021年10月10日閲覧。
- ^ INC, ISSEY MIYAKE. “ミラノショップ:佐藤雅彦ディレクション「My first me」展開催 | ニュース”. ISSEY MIYAKE INC. — イッセイ ミヤケ. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “幻燈展――プロジェクション・メディアの考古学”. enpaku 早稲田大学演劇博物館. 2021年10月10日閲覧。
- ^ “ギンザ・グラフィック・ギャラリー 第330回企画展「指を置く」展”. DNP. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “21_21 DESIGN SIGHT | 「“これも自分と認めざるをえない”」 | 開催概要”. www.2121designsight.jp. 2021年10月10日閲覧。
- ^ “Flesh for Fantasy” (ドイツ語). Ars Electronica Center. 2021年10月10日閲覧。
- ^ “«Version bêta», l'expérience pour tous” (フランス語). Le Temps. (2008年11月4日). ISSN 1423-3967 2021年10月10日閲覧。
- ^ “ICC | 《翔べ!小さな自分》 (2008)”. NTT インターコミュニケーション・センター [ICC]. 2021年10月10日閲覧。
- ^ Yubi o oku.. Masahiko Sato, Tatsuya Saito, 雅彦 佐藤, 達也 齋藤. Bijutsushuppansha. (2014.9). ISBN 978-4-568-50560-3. OCLC 894968948