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龍光大綬章

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
龍光章
満洲国の旗 満洲国による栄典
満洲国の旗 満洲国の栄典
種別 騎士団勲章
創設者 溥儀
状態 廃止
歴史・統計
創立 1934年3月1日
最初の叙任 1934年
最後の叙任 1940年
階位
上位席 大勲位蘭花章
下位席 景雲章
同位 桐花章
略綬

龍光章(英語:Order of the Illustrious Dragon、中国語:Lóngguāng zhāng)はかつての満洲国勲章1934年3月1日、勅令第一号によって制定され、同年4月19日の法令によって発表された。大綬章の1階級のみからなる[1]。日本の桐花章に相当する[2]

意匠

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Badge of the Order.

金色のメダルは星の形で、それぞれ5本ずつの滑らかな金色の光線が8束出ている。そしてそれぞれの束の間に緑色のエナメルの短い光線がある。メダルは28個の赤い宝石で囲まれ、中央には金色の雲の切れ端を伴った、様式化された中国のが描かれている。龍は皇帝溥儀を象徴している。勲章のメダルとそれに付随する勲章の星は外観が一致する。緑色のエナメルの透し彫りの吊るし手がある。中心の雲渦と2重の同心円状の五角形からなる様式化された雲を表している。小綬は白で、中央に青い環がある。記章の裏側には「勲功位章」の四文字がある[2]。上部の光線の上の長方形のブラケットを通して、雲を象徴する小さな五角形と螺旋形が内接する透し彫りで溝の入ったライトグリーンのエナメルの中間の環へ繋がる。中間の環の上端には勲章の綬に取り付けるための環が付いた小穴がある[要出典]。勲章は太陽を象徴する、青地に白い縞模様の綬と胸の記章を着用する[2]

受章者

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33回にわたって授与され、ソ連満洲侵攻後の1945年に中止された。主な受章者を記す。

参考文献

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  • Ionina, N. Pu Yi and Manchukuo awards, 100 great awards. Veche, 2006. ISBN 5-7838-1171-8, pp. 155-157.
  • Kua, Paul L. T. Manchukuo's Award System and Some of its Lesser Known Awards, The Journal of the Orders and Medals Society of America, 1998. Vol. 49, no. 1. pp. 17-26.
  • Neubecker, Ottfried. On the orders of Manchukuo, Uniforms Market. Issue 8, p. 5
  • Peterson, James W. Orders and Medals of Japan and Associated States, Orders and Medals Society of America, 2000, 3. Edition, ISBN 978-1890974091, p. 140.
  • Rozanov, O. N. Japan: History in awards. Russian political encyclopedia (ROSSPEN), 2001. ISBN 5-8243-0235-9, pp. 103-110.
  • Rozanov, O. N. Reward systems in the politics and ideology of the countries of North-East Asia, Monuments of historical thought, 2008. ISBN 978-5-88451-238-2, pp. 131-137.
  • Usov, V. N. The last emperor of China: Pu Yi (1906-1967), Olma-Press, 2003. ISBN 5-224-04249-6, pp. 177-178.

脚注

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  1. ^ Dai Nippon Military Antiques Manchukuo Illustrious Dragon Medal”. www.imperialjapanmedalsandbadges.com. 2021年5月16日閲覧。
  2. ^ a b c Lapinsh, Catherine (2020年5月5日). “Grand, Illustrious and Auspicious – Orders of Manchukuo” (英語). Tallinn Museum of Orders of Knighthood. 2021年5月16日閲覧。
  3. ^ 根本博外四名外国勲章受領及佩用の件」 アジア歴史資料センター Ref.A10113538400