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龍雲寺 (札幌市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
龍雲寺
龍雲寺
所在地 北海道札幌市北区篠路5条10丁目10-21
位置 北緯43度8分59.6秒 東経141度22分19.7秒 / 北緯43.149889度 東経141.372139度 / 43.149889; 141.372139
山号 篠路山
院号 豐國院
宗旨 浄土宗
創建年 1886年(明治19年)
正式名 篠路山豐國院龍雲寺
法人番号 1430005000430 ウィキデータを編集
地図
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龍雲寺(りゅううんじ)は北海道札幌市北区篠路5条10丁目10-21にある浄土宗の寺院。

歴史

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篠路の開拓に活躍した荒井金助の長男・好太郎の妻ナツは、1872年(明治5年)に開拓使から200円を借りて家を建て、荒井家の菩提を弔うための寺とした[1]。その後、1886年(明治19年)にナツが自宅を寄付することで、寺号を公称されることになった[2]

1984年(昭和59年)、北海道庁からの依頼により本堂が寄贈され、1986年(昭和61年)4月に北海道開拓の村へと移築復元された。なお、寺の新本堂は1984年10月に完成している[2]

文化財

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境内には北区歴史と文化の八十八選のうち、「4.農村文化発祥の道〈太平・篠路コース〉」に属する3つの文化財がある[3]

76.龍雲寺の馬頭観世音
開拓に従事した農耕馬を称えて建てられた。
77.荒井金助と早山清太郎ゆかりの地
篠路開拓で中心的な役割を果たした荒井金助・早山清太郎両名の墓。さっぽろ・ふるさと文化百選No.056としても選定されている。
当初の荒井金助の墓は木製の祠で、ナツの実家・佐藤家の横にあった[1]1902年(明治35年)に石製の墓碑へと更新され、1960年(昭和40年)の佐藤家の転出に際して龍雲寺へと移された[4]
78.龍雲寺のイチョウ
明治初期の入植者である鋤柄松太郎が、新天地開拓の記念に植えた[5]。樹齢100年を越える[5]
札幌市北区で唯一、北海道自然環境等保全条例の記念保護樹木に指定されている[5]

ギャラリー

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脚注

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参考文献

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  • 『札幌の寺社』北海道新聞社〈さっぽろ文庫39〉、1986年12月20日。ISBN 4-89363-038-5 
  • 片岡秀郎『札幌歴史散歩』ヒルハーフ総合研究所、2012年7月14日。ISBN 978-4-9906400-0-2 
  • 佐々木信恵 (2022年10月28日). “さっぽろ今昔物語:篠路 藍、歌舞伎の伝統 今も”. 北海道新聞: さっぽろ10区 第575号 1面