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#9110

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

#9110(シャープきゅういちいちまる)は、日本において、生活の安全や悩み事に関する事柄を警察に相談する目的で設定されている電話番号である。

概要

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ストーカー家庭内暴力悪質商法、学校や職場でのいじめなど、生活の安全・平穏に関しての悩み事などを相談するための電話番号である。実際に事件が発生する前に手立てを打つことが出来ず、重大な事件にまで発展してしまったこともあることから、警察に身近に相談できる手段として、1989年から運用が開始された。警察や警察官に対する意見・苦情も受け付けている。

北海道警察の各方面本部を含む、全都道府県警察本部に対応のための相談室が設置されているが、名称はそれぞれ異なる。日本全国どこからでも利用可能で、携帯電話からも利用可能である。電話を掛けると、その場所を管轄する警察本部の相談室につながり、内容に緊急性があると判断されるとその場で110番に転送されることもある。なお、土日・祝日及び夜間については、当直に接続されるか、自動音声での対応となる[1]

#9110」にダイヤルすることで、始めにオペレーターが電話を取り、担当する部署などに電話を繋げることができる。対応時間は各警察署によって異なるが、夕方17:00頃までとする所が多い。

ダイヤル式電話機ダイヤル回線ではつながらないので、都道府県別の警察総合相談電話番号[2]にかける必要がある。

日本語以外の言語年齢性別国籍等に関わりなく相談を受け付けている(多言語対応者が常時待機)。各警察によっては、聴覚障害者へのファクシミリでの対応を行っている所もある[3]

110番が、事件や事故の際に直ちに警察官の出動を要求するための電話番号であるのに対して、#9110は、警察に対して緊急性の低い連絡を行うための電話番号である。しかし2014年時点では未だ110番のように浸透していないのが実情である[4]。警察では、#9110にちなんで毎年9月11日を「警察相談の日」と定め、#9110や警察の相談窓口を有効に利用することを呼びかけている。

おもな相談内容

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相談内容によって、警察よりも他の機関や会社・団体等に問い合わせた方が良いと判断した場合は、他の機関等の電話番号を教えることもある。

いたずら電話

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110番同様、この電話番号にも少なからずいたずら電話や目的外電話をかけてくる者がいるが、業務に著しく支障をきたした場合は、事件として捜査し、業務妨害罪に問われる場合もある。2024年現在、その様な事例はない。

脚注・出典

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参考サイト・出典

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関連項目

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外部リンク

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