1910フルーツガム・カンパニー
表示
1910フルーツガム・カンパニー(ナインティーンテン・フルーツガム・カンパニー、1910 Fruitgum Company)は、アメリカ合衆国の音楽バンド。
代表曲に、バブルガム・ポップの傑作として名高い「サイモン・セッズ」[注釈 1](1967年)、「ワン・ツー・スリー・レッド・ライト」、「インディアン・ギヴァー」がある。
概要
[編集]元はニュージャージー州リンデンの「Jeckell and The Hydes」というバンドだった。オリジナルメンバーはFrank Jeckell、Mark Gutkowski、Floyd Marcus[注釈 2]、Pat Karwan and Steve Mortkowitzの5人[1]。
1967年にブッダ・レコードのジェフリー・カッツと契約し、「1910フルーツガム・カンパニー」に改名した[1][2][3]。
1970年解散。1971年8月6日・7日に箱根芦ノ湖畔で行なわれた日本初の野外ロック・フェスティバル『箱根アフロディーテ』に、海外からのゲストとしてバフィー・セントメリー、ピンク・フロイドと共に出演[4]。当時、日本では「トレイン」(The Train)がヒットしていた。
2001年再結成。
ディスコグラフィ
[編集]シングル
[編集]- Simon Says/Reflections From The Looking Glass (Buddah BDA-24) 1968
- May I Take A Giant Step (Into Your Heart)/(Poor Old) Mr. Jensen (Buddah BDA-39) 1968
- 1, 2, 3, Red Light/Sticky, Sticky (Buddah BDA-54) 1968
- Goody Goody Gumdrops/Candy Kisses (Buddah BDA-71) 1968
- Indian Giver/Pow Wow (Buddah BDA-91) 1969
- Special Delivery/No Good Annie (Buddah BDA-114) 1969
- The Train/Eternal Light (Buddah BDA-130) 1969
- When We Get Married/Baby Bret (Buddah BDA-146) 1969
アルバム
[編集]- Simon Says (Buddah BDS-5010) 1968
- 1,2,3 Red Light (Buddah BDS-5022) 1968
- Goody Goody Gumdrops (Buddah BDS-5027) 1968
- Indian Giver (Buddah BDS-5036) 1969
- Hard Ride (Buddah BDS-5043) 1969
ディスコグラフィ(日本で発売されたもの)
[編集]シングル
[編集]- サイモン・セッズ/鏡の反射(日本コロムビア LL-2157)1968年6月1日 オリコン7位
- ジャイアント・ステップ/ミスター・ジェンセン(日本コロムビア LL-2171)1968年8月1日 オリコン71位
- ワン・ツー・スリー・レッド・ライト/スティッキー・スティッキー(日本コロムビア LL-2195)1968年10月5日 オリコン57位
- ヤミー・ヤミー・ヤミー/ポップ・ゴーズ・ザ・ウィーズル(日本コロムビア LL-2199)1968年11月
- グディ・グディ・ガムドロップス/キャンディ・キッセス(日本コロムビア LL-2212)1969年1月
- インディアン・ギヴァー/バウ・ワウ(日本コロムビア LL-2240)1969年4月1日
- スペシャル・デリヴァリー/ノー・グッド・アニー(日本コロムビア LL-2271)1969年8月
- トレイン/永遠の灯(日本コロムビア LL-2297)1969年10月10日 オリコン5位
- 愛の設計/ベイビー・ブレット(日本コロムビア LL-2336)1970年3月10日 オリコン55位
- 恋はかくれんぼ/サイモンの創造(日本コロムビア LL-2362)1970年6月10日 オリコン95位
- ゴー・アウェイ/ザ・トラック(日本コロムビア LL-2391)1970年9月
- フルーツガム・カンパニーのテーマ/バブルガム・ワールド(日本コロムビア LL-2436)1971年3月
- さようならローディ/ハッピー・ソング(日本コロムビア LL-2462)1971年6月10日
- その後も「サイモン・セッズ/トレイン」のカップリング・シングルが日本コロムビアや日本フォノグラムから幾度か発売されている。
アルバム
[編集]- 1910フルーツガム・カンパニーの世界(日本コロムビア YS-2038)1968年9月
- トレイン/1910フルーツガム・カンパニーの世界(日本コロムビア YS-2049)1969年12月
- ジューシー・フルーツガム(日本コロムビア YS-2442)1971年
- ハッピー・ソング(日本コロムビア YS-2535)1971年6月25日
エピソード
[編集]日本ではデビューアルバム収録の「Bubblegum World」のメロディが、アニメ「サザエさん」のエンディング・テーマ「サザエさん一家」のものに類似しているとして知られる[5]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b NJ.com, Mark Voger | NJ Advance Media for (2014年2月28日). “1910 Fruitgum Company: From Linden to the Top 10” (英語). nj. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “Dispelling a few longtime rock and roll myths | Vinyldialogues | centraljersey.com”. web.archive.org (2017年6月27日). 2022年8月11日閲覧。
- ^ “Gary James' Interview With Frank Jeckell”. www.classicbands.com. 2022年8月11日閲覧。
- ^ 1971年8月6日、伝説の野外イベント“箱根アフロディーテ”が開催grape(グレイプ) 2019年8月6日
- ^ サザエさんのエンディングテーマにも元の曲があった? イントロが激似ガジェット通信 2011年2月21日
参考文献
[編集]- 『コロムビア番号総目録 洋楽 1971年版』日本コロムビア