1974年全米オープン (テニス)
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1974年 全米オープン(1974ねんぜんべいオープン、US Open 1974)は、アメリカ・ニューヨーク市クイーンズ区フォレストヒルズにある「ウエストサイド・テニスクラブ」にて、1974年8月27日から9月8日にかけて開催された。
大会の流れ
[編集]- 男子シングルスは「128名」の選手による7回戦制で、女子シングルスは「64名」の選手による6回戦制で行われた。シード選手は男子16名、女子8名。男女とも「1回戦不戦勝」(抽選表では“Bye”と表示)はない。
- コートのサーフェス(表面)は、芝生コートで実施された。
シード選手
[編集]男子シングルス
[編集]- ジミー・コナーズ (初優勝)
- ジョン・ニューカム (ベスト4)
- スタン・スミス (ベスト8)
- ビョルン・ボルグ (2回戦)
- ケン・ローズウォール (準優勝)
- トム・オッカー (4回戦)
- イリ・ナスターゼ (3回戦)
- アーサー・アッシュ (ベスト8)
- ギリェルモ・ビラス (4回戦)
- マニュエル・オランテス (2回戦)
- マーティー・リーセン (4回戦)
- ヤン・コデシュ (4回戦)
- アレックス・メトレベリ (ベスト8)
- ディック・ストックトン (3回戦)
- トム・ゴーマン (2回戦)
- ラウル・ラミレス (4回戦)
女子シングルス
[編集]- クリス・エバート (ベスト4)
- ビリー・ジーン・キング (優勝、2年ぶり4度目)
- オルガ・モロゾワ (大会開始前に棄権)
- ケリー・メルビル (ベスト8)
- イボンヌ・グーラゴング (準優勝)
- ロージー・カザルス (ベスト8)
- バージニア・ウェード (2回戦)
- レスリー・ハント (ベスト8)
大会経過
[編集]男子シングルス
[編集]準々決勝
- ジミー・コナーズ vs. アレックス・メトレベリ 3-6, 6-3, 6-4, 6-1
- ロスコー・タナー vs. スタン・スミス 7-6, 6-2, 3-6, 6-1
- ケン・ローズウォール vs. ビジャイ・アムリトラジ 2-6, 6-3, 6-3, 6-2
- ジョン・ニューカム vs. アーサー・アッシュ 4-6, 6-3, 3-6, 7-6, 6-4
準決勝
- ジミー・コナーズ vs. ロスコー・タナー 7-6, 7-6, 6-4
- ケン・ローズウォール vs. ジョン・ニューカム 6-7, 6-4, 7-6, 6-3
女子シングルス
[編集]準々決勝
- クリス・エバート vs. レスリー・ハント 7-6, 6-3
- イボンヌ・グーラゴング vs. ケリー・メルビル 6-4, 7-5
- ジュリー・ヘルドマン vs. ナンシー・グンター 7-5, 7-6
- ビリー・ジーン・キング vs. ロージー・カザルス 6-1, 7-6
準決勝
- イボンヌ・グーラゴング vs. クリス・エバート 6-0, 6-7, 6-3
- ビリー・ジーン・キング vs. ジュリー・ヘルドマン 2-6, 6-3, 6-1
決勝戦の結果
[編集]- 男子シングルス: ジミー・コナーズ vs. ケン・ローズウォール 6-1, 6-0, 6-1
- 女子シングルス: ビリー・ジーン・キング vs. イボンヌ・グーラゴング 3-6, 6-3, 7-5
- 男子ダブルス: スタン・スミス& ボブ・ルッツ vs. パトリシオ・コルネヨ& ハイメ・フィヨル 6-3, 6-3
- 女子ダブルス: ビリー・ジーン・キング& ロージー・カザルス vs. フランソワーズ・デュール& ベティ・ストーブ 7-6, 6-7, 6-4
- 混合ダブルス: ジェフ・マスターズ& パム・ティーガーデン vs. ジミー・コナーズ& クリス・エバート 6-1, 7-6
みどころ
[編集]- 男子シングルス優勝者のジミー・コナーズが、全仏オープンを除く4大大会年間3冠を獲得した。1968年の「オープン化措置」実施後、男子選手の4大大会年間3冠達成は初めてだった。(ただし、1969年のロッド・レーバーによる「年間グランドスラム」を含まない。)ウィンブルドンに続き、決勝でコナーズに連敗した準優勝者のケン・ローズウォールは、当時39歳を迎えていた。
外部リンク
[編集]先代 1974年ウィンブルドン選手権 |
テニス4大大会 1974年 - 1975年 |
次代 1975年全豪オープン |
先代 1973年全米オープン |
全米オープン 1974年 |
次代 1975年全米オープン |