1983年オーストラリア森林火災
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1983年オーストラリア森林火災(1983ねんオーストラリアしんりんかさい)は、1983年2月16日に、オーストラリア・ビクトリア州及びサウス・オーストラリア州で同時多発的に発生した大規模な森林火災。
合わせて2,000km2が焼失、75人が死亡、2,600人以上が負傷した。発生した日が復活祭の46日前の灰の水曜日であったことから、Ash Wednesday bushfires(灰の水曜日の森林火災)または単に「灰の水曜日」とも呼ばれる。
概略
[編集]火災はビクトリア州の広範囲と、サウス・オーストラリア州の南東部で同時多発的に発生した。この火災で、ビクトリア州では47人、サウス・オーストラリア州では28人が死亡した。死亡した人の中には、消火に当たっていた消防士も複数含まれている。この火災により、数千戸が被害を受けた。
2009年にビクトリア州で発生した森林火災(2009年ビクトリア州森林火災)までは、オーストラリア史上最悪の森林火災であった。