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ラグビーワールドカップ1995

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラグビーワールドカップ1995
概要
開催国  南アフリカ共和国
期間 1995年5月25日 – 6月24日
出場国数 16ヶ国 (予選出場45ヶ国+自動出場9ヶ国)
最終結果
優勝国   南アフリカ共和国
準優勝国   ニュージーランド
3位   フランス
統計
試合数 32
観客動員数 1,100,000人 (1試合平均34,375人)
最多得点選手 フランスの旗 ティエリー・ラクロワ (112得点)
最多トライ選手 ニュージーランドの旗 ジョナ・ロムー (7トライ)
ニュージーランドの旗 マーク・エリス (7トライ)
1991
1999

ラグビーワールドカップ1995は、1995年5月25日から6月24日まで、南アフリカ共和国で開催された第3回ラグビーワールドカップ

これまでアパルトヘイトの影響によりIRB主催大会から除名されていた南アフリカが初開催とともに初出場、そして初優勝を果たした。

予選

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開催国である南アフリカと、第2回大会ベスト8が予選を免除され、残りの7枠を各大陸に割り当てた。

大陸予選

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  • アジア1
  • オセアニア1
  • アフリカ1
  • アメリカ大陸1
  • ヨーロッパ3

アジア予選

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1994年アジアラグビーフットボール大会を制した日本が本大会出場権を獲得。

  • アジア予選敗退(台湾、マレーシア、スリランカ、韓国、香港、タイ、シンガポール)

日本が本大会進出。

オセアニア予選

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フィジーとトンガが対戦し、2戦合計34-26で勝利したトンガが本大会出場権を獲得した。


1993年6月12日
 フィジー 11–24  トンガ スバ フィジー

1993年7月17日
 トンガ 10–15  フィジー ヌクアロファ, トンガ

トンガが本大会進出。

アフリカ予選

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1次予選を通過した4チームが出場し、1回総当たりのリーグ戦で上位1チームが本大会出場権を獲得。

出場国 試合数 総得点 総失点 得失点差 勝ち点
 コートジボワール 3 2 0 1 39 39 +0 7
 ナミビア 3 1 1 1 53 49 +4 6
 モロッコ 3 1 1 1 42 46 -4 6
 ジンバブエ 3 1 0 2 51 51 +0 5

コートジボワールが本大会進出。

アメリカ大陸予選

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1993年南米ラグビー選手権を制したアルゼンチンとバミューダを破ったアメリカ合衆国が対戦し、2連勝したアルゼンチンが本大会出場権を獲得。

  • 南米予選敗退(ウルグアイ、パラグアイ、チリ)

1994年5月28日
 アメリカ合衆国 22–28  アルゼンチン ロングビーチ アメリカ合衆国

1994年6月20日
 アルゼンチン 16–11  アメリカ合衆国 ブエノスアイレス, アルゼンチン

アルゼンチンが本大会進出。

ヨーロッパ予選

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1次予選を通過した8チームとウェールズの計9チームが参加した。3チームずつ3組の1回総当たりのリーグ戦で上位1チームが本大会出場権を獲得。

  • 予備予選敗退(デンマーク、アンドラ、ルクセンブルク(棄権)、ハンガリー、ユーゴスラビア(失格))
  • 1次予選敗退(ベルギー、スイス、スウェーデン、イスラエル、ポーランド、ジョージア、ラトビア、リトアニア)
2次予選(西)
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出場国 試合数 総得点 総失点 得失点差 勝ち点
 ウェールズ 2 2 0 0 156 11 +145 6
 スペイン 2 1 0 1 35 73 -38 4
 ポルトガル 2 0 0 2 30 137 −107 2
2次予選(中央)
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出場国 試合数 総得点 総失点 得失点差 勝ち点
 イタリア 2 2 0 0 167 17 +150 6
 オランダ 2 1 0 1 44 72 -28 4
 チェコ 2 0 0 2 17 139 −122 2
2次予選(東)
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出場国 試合数 総得点 総失点 得失点差 勝ち点
 ルーマニア 2 2 0 0 45 28 +17 6
 ロシア 2 1 0 1 43 35 +8 4
 ドイツ 2 0 0 2 15 40 −25 2

1位のウェールズ、2位のイタリア、3位のルーマニアが本大会進出。(順位は3チームによるリーグ戦の結果による)

出場チーム

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予選名 前回大会順位

予選順位

出場チーム 出場回数
開催国  南アフリカ共和国 初出場
前回大会
ベスト8
優勝  オーストラリア 3大会連続3回目
準優勝  イングランド 3大会連続3回目
3位  ニュージーランド 3大会連続3回目
4位  スコットランド 3大会連続3回目
ベスト8  フランス 3大会連続3回目
 アイルランド 3大会連続3回目
 西サモア 2大会連続2回目
 カナダ 3大会連続3回目
ヨーロッパ地区 1位  ウェールズ 3大会連続3回目
2位  イタリア 3大会連続3回目
3位  ルーマニア 3大会連続3回目
アジア地区 1位  日本 3大会連続3回目
オセアニア地区 1位  トンガ 2大会ぶり2回目
アメリカ地区 1位  アルゼンチン 3大会連続3回目
アフリカ地区 1位  コートジボワール 初出場

プールステージ

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プールA

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Team 勝点
 南アフリカ共和国 3 0 0 68 26 9
 オーストラリア 2 0 1 87 41 7
 カナダ 1 0 2 45 50 5
 ルーマニア 0 0 3 14 97 3

プールB

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Team 勝点
 イングランド 3 0 0 95 60 9
 西サモア 2 0 1 96 88 7
 イタリア 1 0 2 69 94 5
 アルゼンチン 0 0 3 69 87 3

プールC

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Team 勝点
 ニュージーランド 3 0 0 222 45 9
 アイルランド 2 0 1 93 94 7
 ウェールズ 1 0 2 89 68 5
 日本 0 0 3 55 252 3

プールD

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Team 勝点
 フランス 3 0 0 114 47 9
 スコットランド 2 0 1 149 27 7
 トンガ 1 0 2 44 90 5
 コートジボワール 0 0 3 29 172 3

決勝トーナメント

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準々決勝準決勝決勝
 
          
 
6月10日 - Ellis Park, ヨハネスブルグ
 
 
 南アフリカ共和国42
 
6月17日 – Kings Park Stadium, ダーバン
 
 西サモア14
 
 南アフリカ共和国19
 
6月10日 – Kings Park Stadium, ダーバン
 
 フランス15
 
 フランス36
 
6月24日 – Ellis Park, ヨハネスブルグ
 
 アイルランド 12
 
 南アフリカ共和国 (a.e.t.)15
 
6月11日 – Newlands, ケープタウン
 
 ニュージーランド12
 
 イングランド25
 
6月18日 – Newlands, ケープタウン
 
 オーストラリア22
 
 イングランド29
 
6月11日 – Loftus Versfeld, プレトリア
 
 ニュージーランド45 3位決定戦
 
 ニュージーランド48
 
6月22日 – Loftus Versfeld, プレトリア
 
 スコットランド30
 
 フランス19
 
 
 イングランド9
 

決勝

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6月24日
15:00(SAST)
南アフリカ共和国  15 – 12 (延長戦)  ニュージーランド エリス・パーク・スタジアムヨハネスブルグ
観客数: 63,000人
レフリー: エド・モリソン (イングランド協会)
Pen: Stransky (3)
Drop: Stransky (2)
Report Pen: Mehrtens (3)
Drop: Mehrtens


 1995 ワールドカップ優勝国 

南アフリカ共和国
初優勝

日本代表

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今大会で日本はC組でウェールズ、アイルランド、ニュージーランドと同組になり、3戦すべてブルームフォンテーンフリーステイト・スタジアムで戦った。

しかし、日本代表は、3戦全敗に終わり、特にニュージーランドに対しては17-145と、1試合最多失点の大会記録となる大敗を喫し、「ブルームフォンテーンの悪夢」(メディアによっては「ブルームフォンテーンの惨劇」とも)[1]と呼ばれている。この試合はニュージーランド代表の最大差勝利試合及び、日本代表の最大差敗戦試合にもなっている。

映画『インビクタス/負けざる者たち』では、マンデラ大統領(モーガン・フリーマン)がニュージーランドの145得点を聞き、その強さに驚愕するシーンがある。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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