2009年のFIA F2選手権

2009年のFIA F2選手権
前年:	1984	翌年:	2010

2009年のFIA F2選手権は、FIA フォーミュラ2選手権の第1回大会となる。2009年5月31日にスペイン・バレンシアで開幕し、12月1日にスペイン・バルセロナで開催される最終戦まで、全8ラウンド・全16戦で争われていた。

概要

1984年いっぱいでF3000に取って代わられたF2だったが、 2008年 6月25日にパリで開催された世界モータースポーツ評議会にて、若手ドライバーのF1へのステップアップを支援するカテゴリーとしてフォーミュラ2（F2）の名称の復活が提唱され、発表された。

マシンはウィリアムズF1が開発したJPH01を使用していた。

ポイントシステム

ポイントシステム
順位	1位	2位	3位	4位	5位	6位	7位	8位
ポイント	10	8	6	5	4	3	2	1

参戦チーム・ドライバー

エントリーリスト

No.	ドライバー^[1]	チーム	出場ラウンド
2	セバスチャン・ホーヘンタール^[2]	Mafi - Sweden Team	1-8
3	ジョリオン・パーマー^[3]	Comma	1-8
4	ジュリアン・ジュス^[4]	E Leclerc	1-8
5	アレックス・ブランドル^[5]	Sen - GAC - Nasstar	1-8
6	アルマーン・エブラヒム^[6]	JK Racing	1-8
7	ヘンリー・サーティース ^[7]	Surtees	1-4
8	トビアス・ヘグワルド^[8]	Interwetten	1-8
9	ピエトロ・ガンドルフィ^[9]	Piscine Laghetto	1-8
10	ニコラ・デ・マルコ^[10]	Friulana Flange 0	1-8
11	ジャック・クラーク^[11]	KSS Design Group	1-8
12	ロバート・ウィケンズ^[4]	Red Bull - Lukoil	1-8
14	ミルコ・ボルトロッティ^[12]	Red Bull	1-8
15	ミカエル・アレシン^[13]	Red Bull - Lukoil	1-8
16	エドアルド・ピスコポ^[14]	Auto Capital	1-7
17	カルロス・イアコネリ^[15]	Iaconelli.com	1-7
18	ナターシャ・ガシュナン^[16]	Motorex	1-8
20	ジェンス・ホーイング^[17]	HASKAMP 0	1-8
21	カジム・バシリオウスカス^[18]	Darsena	1-8
22	アンディ・ソウセック^[19]	FK-Automotive	1-8
23	ヘンリ・カルヤライネン^[20]	Everyman - LTC Rakennus	1-8
24	トム・グラディス^[21]	Marrache & Co Co	1-8
25	ミロス・パブロヴィッチ^[22]	Bobby Tech	1-8
27	ゲルマン・サンチェス^[23]	Go-Karts Orihuela Costa	1-8
31	ジェイソン・ムーア^[24]	Olney Tyres & Exhausts Exhausts	1-8
33	フィリップ・エング^[25]	European Racing Events	1-8
38	トリスタン・ヴォーティエ^[26]		8
44	オーリー・ハンコック^[27]	MotorSport Vision	6-8

No.7のヘンリー・サーティースは、第4戦Rd.2で、レース中のアクシデントにより死亡^[28]。
No.44のオーリー・ハンコックは第6戦からデビュー^[27]。

スケジュール

ラウンド		開催日	サーキット	開催国	ポールポジション	ファステストラップ	優勝者	サポートイベント
1	R1	5月30日	バレンシア	スペイン	ロバート・ウィキンス	ロバート・ウィキンス	ロバート・ウィキンス	WTCC
1	R2	5月31日	バレンシア	スペイン	ロバート・ウィキンス	カジム・バシリオウスカス	ロバート・ウィキンス	WTCC
2	R1	6月20日	ブルノ	チェコ	ニコラ・デ・マルコ	ロバート・ウィキンス	ミルコ・ボルトロッティ	WTCC
2	R2	6月21日	ブルノ	チェコ	ヘンリー・サーティース	ニコラ・デ・マルコ	アンディ・ソーチェク	WTCC
3	R1	6月27日	スパ・フランコルシャン	ベルギー	トビアス・ヘグワルド	トビアス・ヘグワルド	トビアス・ヘグワルド	インターナショナルGTオープン
3	R2	6月28日	スパ・フランコルシャン	ベルギー	トビアス・ヘグワルド	トビアス・ヘグワルド	トビアス・ヘグワルド	インターナショナルGTオープン
4	R1	7月18日	ブランズハッチ	イギリス	フィリップ・エング	ミルコ・ボルトロッティ	フィリップ・エング	WTCC
4	R2	7月19日	ブランズハッチ	イギリス	アンディ・ソーチェク	アンディ・ソーチェク	アンディ・ソーチェク	WTCC
5	R1	8月15日	ドニントン	イギリス	トビアス・ヘグワルド	ジュリアン・ジュス	アンディ・ソーチェク	単独開催
5	R2	8月16日	ドニントン	イギリス	ジュリアン・ジュス	ジュリアン・ジュス	ジュリアン・ジュス	単独開催
6	R1	9月5日	オッシャースレーベン	ドイツ	アンディ・ソーチェク	アンディ・ソーチェク	アンディ・ソーチェク	WTCC
6	R2	9月6日	オッシャースレーベン	ドイツ	ミカエル・アレシン	ミロス・パブロヴィッチ	ミカエル・アレシン	WTCC
7	R1	9月19日	イモラ	イタリア	カジム・バシリオウスカス	カジム・バシリオウスカス	カジム・バシリオウスカス	WTCC
7	R2	9月20日	イモラ	イタリア	アンディ・ソーチェク	アンディ・ソーチェク	ロバート・ウィキンス	WTCC
8	R1	10月31日	カタロニア	スペイン	ロバート・ウィキンス	ジェイソン・ムーア	アンディ・ソーチェク	インターナショナルGTオープン
8	R2	11月1日	カタロニア	スペイン	ロバート・ウィキンス	アンディ・ソーチェク	アンディ・ソーチェク	インターナショナルGTオープン

ドライバーズ・チャンピオンシップ

順位	ドライバー	VAL		BRN		SPA		BRH		DON		OSC		IMO		CAT		ポイント
1	アンディ・ソーチェク	Ret	4	17	1	4	2	2	1	1	4	1	2	3	1	1	1	115
2	ロバート・ウィケンズ	1	1	9	Ret	Ret	3	4	2	Ret	Ret	8	4	4	2	Ret	3	64
3	ミカエル・アレシン	4	6	2	Ret	18	8	10	3	2	7	5	1	7	Ret	2	7	59
4	ミルコ・ボルトロッティ	6	2	1	Ret	9	9	Ret	5	10	3	2	Ret	2	Ret	6	Ret	50
5	ジュリアン・ジュス	5	10	5	2	3	6	19	9	7	1	Ret	3	10	Ret	4	8	49
6	トビアス・ヘグワルド	Ret	9	15	7	1	1	15	6	3	6	Ret	6	Ret	4	9	5	46
7	カジム・バシリオウスカス	3	20	Ret	8	10	7	5	12	Ret	2	3	7	1	Ret	8	4	45
8	フィリップ・エング	12	3	3	9	Ret	Ret	1	4	5	10	Ret	Ret	5	10	5	9	39
9	ミロス・パブロヴィッチ	Ret	17	Ret	5	2	4	7	Ret	Ret	8	Ret	21	6	3	10	19	29
10	ニコラ・デ・マルコ	9	5	12	3	13	11	9	Ret	Ret	Ret	6	5	Ret	9	11	2	25
11	カルロス・イアコネリ	2	8	Ret	Ret	Ret	10	6	17	Ret	9	4	10	Ret	5			21
12	エドアルド・ピスコポ	Ret	7	7	4	8	14	8	7	4	Ret	12	8	13	Ret			19
13	トリスタン・ヴォーティエ															3	6	9
14	ヘンリー・サーティース	7	12	Ret	Ret	15	Ret	3	Ret									8
15	ヘンリ・カルヤライネン	17	15	4	16	7	15	11	18	15	13	Ret	15	11	15	16	17	7
16	セバスチャン・ホーヘンタール	10	13	Ret	12	17	12	Ret	14	6	5	17	9	9	12	Ret	Ret	7
17	アルマーン・エブラヒム	15	16	6	6	DNS	Ret	Ret	10	8	Ret	9	13	Ret	Ret	12	10	7
18	ジャック・クラーク	13	19	Ret	15	5	Ret	Ret	Ret	9	14	7	Ret	14	14	17	14	6
19	アレックス・ブランドル	8	23	11	Ret	Ret	5	Ret	11	14	Ret	Ret	11	17	Ret	15	12	5
20	トム・グラディス	19	18	8	10	6	Ret	13	13	17	Ret	16	17	16	13	14	15	4
21	ジョリオン・パーマー	21	Ret	10	14	16	Ret	12	16	16	12	15	19	12	6	13	11	3
22	ジェイソン・ムーア	16	14	13	11	Ret	DNS	16	8	11	Ret	14	20	18	7	19	16	3
23	ナターシャ・ガシュナン	11	Ret	14	Ret	11	13	14	15	13	Ret	11	12	15	Ret	7	13	2
24	ゲルマン・サンチェス	14	11	16	Ret	12	Ret	17	Ret	12	11	Ret	16	8	8	DNS	DNS	2
25	オーリー・ハンコック											10	18	Ret	11	18	18	0
26	ジェンス・ホーイング	18	21	Ret	13	Ret	16	Ret	Ret	Ret	Ret	Ret	14	Ret	Ret	Ret	21	0
27	ピエトロ・ガンドルフィ	20	22	Ret	Ret	14	17	18	Ret	Ret	15	NC	22	Ret	Ret	Ret	20	0
順位	ドライバー	VAL		BRN		SPA		BRH		DON		OSC		IMO		CAT		ポイント

色	結果
金色	優勝
銀色	2位
銅色	3位
緑	ポイント圏内完走
青灰色	ポイント圏外完走
青灰色	周回数不足 (NC)
紫	リタイヤ (Ret)
赤	予選不通過 (DNQ)
赤	予備予選不通過 (DNPQ)
黒	失格 (DSQ)
白	スタートせず (DNS)
	エントリーせず (WD)
	レースキャンセル (C)
空欄	欠場
空欄	出場停止処分 (EX)

太字：ポールポジション
斜体：ファステストラップ

脚注

[脚注の使い方]

外部リンク

The Official Formula 2 Website

[1] “2009 Drivers”. FIA Formula Two Championship. 2009年1月7日閲覧。

[2] “Sebastian Hohenthal ‘delighted to be joining F2’”. FIA Formula Two Championship. (2008年12月18日) 2009年1月7日閲覧。

[3] “Jolyon Palmer graduates to Formula Two”. FIA Formula Two Championship. (2009年1月14日) 2009年1月14日閲覧。

[Jousse_&_Wickens-4] “Robert Wickens and Julien Jousse sign up for F2”. FIA Formula Two Championship. (2008年12月10日) 2009年1月7日閲覧。

[5] “Alex Brundle to compete in Formula Two”. FIA Formula Two Championship. (2008年12月23日) 2009年1月7日閲覧。

[6] “Armaan Ebrahim signs up for F2”. FIA Formula Two Championship. (2008年12月12日) 2009年1月7日閲覧。

[7] “Surtees name returns to Formula Two”. FIA Formula Two Championship. (2009年1月2日) 2009年1月7日閲覧。

[8] “Tobias Hegewald announced as next F2 driver”. FIA Formula Two Championship. (2008年12月15日) 2009年1月7日閲覧。

[9] “Formula Two's very own Italian Job”. FIA Formula Two Championship. (2008年12月22日) 2009年1月7日閲覧。

[10] “Nicola De Marco: "F2 will be a great championship"”. FIA Formula Two Championship. (2009年1月9日) 2009年1月10日閲覧。

[11] “Jack Clarke joins F2 entry list”. FIA Formula Two Championship. (2009年1月7日) 2009年1月8日閲覧。

[12] “Italian F3 champion Mirko Bortolotti joins Red Bull as their third F2 driver”. FIA Formula Two Championship. (2009年1月30日) 2009年1月31日閲覧。

[13] “Red Bull-backed Russian driver joins F2”. FIA Formula Two Championship. (2009年1月12日) 2009年1月12日閲覧。

[14] “Introducing Edoardo Piscopo”. FIA Formula Two Championship. (2009年5月6日). オリジナルの2009年6月22日時点におけるアーカイブ。. https://webcitation.org/5hjTUIDSq 2009年5月6日閲覧。

[15] “Brazil's Carlos Iaconelli moves from GP2 to Formula Two”. FIA Formula Two Championship. (2009年1月20日) 2009年1月20日閲覧。

[16] “Natacha Gachnang signs up for Formula Two”. FIA Formula Two Championship. (2008年12月16日) 2009年1月7日閲覧。

[17] “Jens Höing rejoins the Formula Two line-up”. FIA Formula Two Championship. (2009年5月17日). オリジナルの2009年6月22日時点におけるアーカイブ。. https://webcitation.org/5hjTV5MjU 2009年5月17日閲覧。

[18] “Kazim Vasiliauskas makes history by joining F2”. FIA Formula Two Championship. (2009年1月28日) 2009年1月29日閲覧。

[19] “Spanish ace signs up for Formula Two”. FIA Formula Two Championship. (2009年1月16日) 2009年1月16日閲覧。

[20] “Henri Karjalainen joins Formula Two”. FIA Formula Two Championship. (2009年2月17日) 2009年2月17日閲覧。

[21] “Briton Tom Gladdis becomes youngest driver in 2009 F2 line-up”. FIA Formula Two Championship. (2009年2月20日) 2009年2月20日閲覧。

[22] “Miloš Pavlović completes the 2009 F2 line-up”. FIA Formula Two Championship. (2009年2月27日) 2009年2月27日閲覧。

[23] “Spanish F3 champion Germán Sánchez joins Formula Two”. FIA Formula Two Championship. (2009年1月26日) 2009年1月26日閲覧。

[24] “2008 Formula Palmer Audi Champion graduates to F2”. FIA Formula Two Championship. (2008年12月13日) 2009年1月7日閲覧。

[25] “Austrian Philipp Eng confirmed in F2 for 2009”. FIA Formula Two Championship. (2009年2月10日) 2009年2月10日閲覧。

[Vautier-26] “Tristan Vautier to replace Edoardo Piscopo for Barcelona”. FIA Formula Two Championship. (2009年10月23日) 2009年10月23日閲覧。

[Hancock-27] “Ollie Hancock joins Formula Two”. FIA Formula Two Championship. (2009年8月24日) 2009年8月24日閲覧。

[28] “F2ドライバーのヘンリー・サーティース、レース中の事故で死亡”. F1-Gate.com. (2009年7月20日). http://f1-gate.com/other/f1_4205.html 2009年7月20日閲覧。

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表話編歴年度別のF2選手権
ヨーロッパ F2選手権	1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984
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