2020年ケベック自由党党首選挙
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2020年ケベック自由党党首選挙(2020ねんケベックじゆうとうとうしゅせんきょ)は2020年3月30日から31にかけて行われた、ケベック自由党の後任党首を選ぶ選挙である[1]。この選挙では、2018年にケベック自由党が第2党に終わった後、2018年10月4日に辞任したフィリップ・クイヤールの後任としてドミニク・アングラードが選出された。
この選挙は当初2020年5月30日から31日にかけて行われる予定であったが、新型コロナウイルスのパンデミックのため、選挙は無期限に延期されることとなった[2]。だが、2020年5月11日に対立候補であったアレクサンドル・クッソンが撤退したため、残っていた唯一の候補者であったドミニク・アングラードが満場一致で党首に選出されることとなった[3]。
背景
[編集]これまで党首を務めていたフィリップ・クイヤールは、2013年の党首選で選出されたのち、2014年のケベック州総選挙での勝利に貢献したが、その後2018年に行われた選挙でケベック自由党は議席を68議席から32議席まで減らし、第2党に後退した。この時の選挙で自由党は得票率を連立政権以来最低の25%まで減らしたため、この責任を取って2018年10月4日に辞任することになった[4]。
その後、10月5日に暫定党首としてピエール・アルカンが任命された[5]。
選挙規則及びその手順
[編集]2019年5月5日、自由党は党首選挙の規約を変更した。この規約では、党首は委任大会ではなく、党員投票によって決定されることとなった。また、投票ではポイント制を採用し、ケベック州の125選挙区はそれぞれ2000ポイント、青年部には125000ポイントが割り振られ、合計375000ポイントで決められる。候補者が勝利するには、過半数である187501ポイントが必要である[6]。
しかし、2020年3月11日にアレクサンドル・クッソンが党首選から撤退したため、唯一残った候補者であるドミニク・アングラードが党執行委員会から満場一致で選出された[7]。
立候補者
[編集]- ドミニク・アングラード
- アレクサンドル・クッソン(撤退)
参考文献
[編集]- ^ Authier, Philip (November 23, 2019). “Liberal leadership race kicks off with Cusson squaring off against Anglade”. The Gazette. November 27, 2019閲覧。
- ^ “Quebec Liberal Party suspends its leadership contest due to COVID-19 pandemic”. CTV News. Canadian Press. (March 20, 2020) March 29, 2020閲覧。
- ^ “Dominique Anglade couronnée à la tête du Parti libéral”. TVA Nouvelles (May 11, 2020). May 19, 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月11日閲覧。
- ^ Hinkson, Kamila (October 4, 2018). “Philippe Couillard steps down, making way for a 'new generation' of Quebec Liberals”. CBC News October 4, 2018閲覧。
- ^ Authier, Philip (October 5, 2018). “New interim Liberal leader Pierre Arcand takes aim at CAQ and QS”. The Gazette October 5, 2018閲覧。
- ^ “Quebec Liberals adopt rules for leadership race at weekend council” (英語). Montreal Gazette. 2020年10月12日閲覧。
- ^ “Dominique Anglade couronnée à la tête du Parti libéral”. TVA Nouvelles (May 11, 2020). May 19, 2020時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月11日閲覧。