2022年フィリピン大統領選挙
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マルコス ロブレド パッキャオ マンゴンダト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2022年フィリピン大統領選挙(2022ねんフィリピンだいとうりょうせんきょ、英語: 2022 Philippine presidential election)は、2022年5月9日にフィリピンで行われた大統領の選挙である。
再選は禁止されているため、現職のロドリゴ・ドゥテルテの大統領選挙出馬は認められていない。現職副大統領のレニ・ロブレドには再選の資格があったが、大統領選挙への出馬を選択した。
選挙の結果、大統領にはボンボン・マルコス、副大統領にはサラ・ドゥテルテが当選し、1986年の公選選挙開始以来初となる、大統領・副大統領候補双方が過半数を獲得し、当選した。
概要
[編集]2022年2月8日より選挙活動が始まった[1]。現職のドゥテルテ大統領は後継者を指名せず、自身の娘でダバオ市長のサラ・ドゥテルテは副大統領選挙に立候補することになった[2]。
選挙活動
[編集]候補者
[編集]大統領候補 | 副大統領候補 | キャンペーン | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
エルネスト・アベリャ 無所属 元外務次官 |
(不在) | |||||
レオディ・デ・グスマン 労働大衆党 |
ウォルデン・ベロ 労働大衆党 元下院議員 |
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ノルベルト・ゴンザレス フィリピン民主社会主義党 元国防大臣 |
不在 | |||||
パニフィロ・ラクソン 無所属 上院議員 |
ティト・ソットー 国民党人民連合 上院議長 |
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ファイサル・マンゴンダト カティプナン党 |
カルロス・セラピオ カティプナン党 評議員 |
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ボンボン・マルコス フィリピン連邦党 元上院議員 |
サラ・ドゥテルテ ラカスCMD ダバオ市長 |
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ホセ・モンテマヨール・ジュニア フィリピン民主党 |
リザリト・ダビド フィリピン民主党 |
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イスコ・モレノ 民主的行動 マニラ市長 |
ウィリー・オン 民主的行動 |
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マニー・パッキャオ PROMDI 上院議員 |
リト・アティエンザ プロムディ 下院議員 |
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レニー・ロブレド 無所属 副大統領 |
フランシス・パンギリナン 自由党 上院議員 |
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不在 | マニー・SD・ロペス 労働党フィリピン |
選挙結果
[編集]大統領選挙
[編集]候補者別得票数
[編集]候補者 | 所属政党 | 得票数 | 得票率 | |
---|---|---|---|---|
ボンボン・マルコス | フィリピン連邦党 | 31,629,783 | 58.77% | |
レニー・ロブレド | 無所属 | 15,035,773 | 27.94% | |
マニー・パッキャオ | プロムディ | 3,663,113 | 6.81% | |
イスコ・モレノ | 民主的行動 | 1,933,909 | 3.59% | |
パニフィロ・ラクソン | 無所属 | 892,375 | 1.66% | |
ファイサル・マンゴンダト | カティプナン党 | 301,629 | 0.56% | |
エルネスト・アベリャ | 無所属 | 114,627 | 0.21% | |
レオディ・デ・グスマン | 労働大衆党 | 93,027 | 0.17% | |
ノルベルト・ゴンザレス | フィリピン民主社会主義党 | 90,656 | 0.17% | |
ホセ・モンテマヨール・ジュニア | フィリピン民主党 | 60,592 | 0.11% | |
総計 | 53,815,484 | 100.0% | ||
有効票数(有効率) | 53,815,484 | 95.94% | ||
無効票・白票数(無効率) | 2,279,750 | 4.06% | ||
投票者数(投票率) | 56,095,234 | 83.07% | ||
棄権者数(棄権率) | 11,430,385 | 16.93% | ||
有権者数 | 67,525,619 | 83.07% | ||
出典:The Congress sitting as the National Board of Canvassers |
副大統領選挙
[編集]候補者別得票数
[編集]候補者 | 所属政党 | 得票数 | 得票率 | |
---|---|---|---|---|
サラ・ドゥテルテ | ラカスCMD | 32,208,417 | 61.53% | |
フランシス・パンギリナン | 自由党 | 9,329,207 | 17.82% | |
ティト・ソットー | 国民党人民連合 | 8,251,267 | 15.76% | |
ウィリー・オン | 民主的行動 | 1,878,531 | 3.59% | |
リト・アティエンザ | プロムディ | 270,381 | 0.52% | |
マニー・SD・ロペス | 労働党フィリピン | 159,670 | 0.31% | |
ウォルデン・ベロ | 労働大衆党 | 100,827 | 0.19% | |
カルロス・セラピオ | カティプナン党 | 90,989 | 0.17% | |
リザリト・ダビド | フィリピン民主党 | 56,711 | 0.11% | |
総計 | 52,346,000 | 100.0% | ||
有効票数(有効率) | 52,346,000 | 93.32% | ||
無効票・白票数(無効率) | 3,749,234 | 6.68% | ||
投票者数(投票率) | 56,095,234 | 83.07% | ||
棄権者数(棄権率) | 11,430,385 | 16.93% | ||
有権者数 | 67,525,619 | 100.0% | ||
出典:The Congress sitting as the National Board of Canvassers |
脚注
[編集]- ^ “フィリピン大統領選、マルコス氏優勢続く 選挙活動解禁”. 日本経済新聞 (2022年2月8日). 2022年5月6日閲覧。
- ^ “フィリピン大統領選のポイントは 南シナ海情勢にも影響”. 日本経済新聞 (2022年4月28日). 2022年5月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- COMELEC - フィリピン選挙管理委員会